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Channel: 古代文化研究所
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しきしまの やまと

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○大和に掛かる枕詞は三つもある。
  ・そらみつ やまと
  ・あきつしま やまと
  ・しきしまの やまと

○これまで、ブログ『大和地名と薩摩地名』から『そらみつ やまと』、『あきつしま やまと』と続けて来ている。今回は『しきしまの やまと』を考えてみたい。

○前回も案内したが、2016年8月に、大和に掛かる枕詞について、結構詳しく検証している。
  ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『大和国名』~2016年8月2日~
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40537059.html
  ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『そらみつ やまと』~2016年8月28日~
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40538539.html
  ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『あきつしま やまと』~2016年8月29日~
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40540040.html
  ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『しきしまの やまと』~2016年8月30日~
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40541668.html

○この論証を超えることは、なかなか容易ではない。今回、どこまで踏み込めるか、甚だ疑問だが、とにかく頑張ってみたい。

○前回、ブログ『あきつしま やまと』を書いて、以前書いた2016年8月29日のブログ『あきつしま やまと』を自画自賛した。2016年8月29日のブログ『あきつしま やまと』は、とにかく、よくできている。今でもこれを超えることは難しい。

○それに対して、2016年8月30日に書いたブログ『しきしまの やまと』には、大いに疑問を抱かざるを得ない。それには、次のように書いている。
  ★判りにくいので、もう少し説明をすると、枕詞「しきしまの」が意味するのは『領知する』ことな
  のではないか。神のご加護が及ぶところが枕詞「しきしまの」だと思われる。もともと極めて狭い領
  域がその及ぶ範囲であった。次第に神の領域が広がると、当然、その範囲も拡大していく。
  ★だから、もともとは「しきしまの」と「やまと」は同義であった。それが時代が下ると、随分違っ
  たものに変容する。それが枕詞「しきしまの」と「やまと」との関係だと思われる。
  ★それに、もともと枕詞「しきしまの」も「やまと」も、奈良県のものではない。それはもともと日
  向国のものである。大神神社の御祭神、大物主大神の故郷は鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島である。

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