○井上靖に「補陀洛渡海記」と言う短篇小説がある。昔読んだ本だが、1961年(昭和36年)、井上靖54歳の作品だとある。まるで荒唐無稽な話で、こういうことをする僧侶が存在することが信じられなかった記憶がある。
○ずっと、そういう記憶を引き摺って来た。しかし、たまたま別のことを調べていて、中国浙江省舟山群島普陀山へ出掛ける機会を得た。普陀山は中国では観音信仰の聖地として知られる。
○ずっと、そういう記憶を引き摺って来た。しかし、たまたま別のことを調べていて、中国浙江省舟山群島普陀山へ出掛ける機会を得た。普陀山は中国では観音信仰の聖地として知られる。