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硫黄島と安芸の宮島

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○『康頼祝詞』から『康頼入道の卒塔婆流し』と話を続けている。もちろん、『康頼祝詞』や『康頼入道の卒塔婆流し』が行われたのが鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島であることは言うまでもない。その硫黄島へ俊寛僧都・丹波少将成経・康頼入道がどうして流されたのか。誰もそういう話をしない。

○同じように、『康頼入道の卒塔婆流し』に於ける卒塔婆がどうして安芸の宮島へ流れ着いたのか。それは決して偶然なのではない。加えて、それが極めて意図的な話であることを、誰も話しようとしない。

○もともと「平家物語」と言う作品は、そういう意図のもとに作成されたのではないか。「平家物語」は軍記物語などでは決してあり得ない。「平家物語」は仏教説話であると言うのが私の考えである。

●ただ、仏教世界は恐ろしく広大である。「平家物語」を生んだ仏教世界がどういうものであるかもはっきりさせる必要がある。そうしないと、「平家物語」が仏教説話であると言う説も成り立たない。

●それが今回のブログ『硫黄島と安芸の宮島』のテーマである。

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