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卑弥呼の正体:其の八十六

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○文化庁が世界文化遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』と命名した場所と神代三山陵の先坣僑位は見事に一致する。つまり、文化庁には世界文化遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』がどんなものかが、まるで理解されていないと言うしかない。文化行政を監督し管理すべき立場で、これは何とも無責任な話と言うしかない。

○もっとも、日本の文化行政は、極めてお粗末であることは今に始まったことではない。神代三山陵の先坣僑位どころか、本家本元の神代三山陵ですら、明治時代に比定され、放置されたままである。放置と書いたが、それはほとんど放棄に近い。

○もっとも、現代では神代三山陵が何であるかさえ、ご存じ無い方が多いのではないか。まして、神代三山陵の存在価値を正確に理解している人など、ほとんど居ないのが現状である。神代三山陵は文化庁管轄ではなく、宮内庁だとおっしゃるかも知れない。しかし、神代三山陵が日本国にとって、極めて大事な文化遺産であることは間違いない。おそらく、文化庁はそういうことも理解していないのでは。だから、世界文化遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』と言う、何とも珍妙なネーミングをしているのである。

○ここでは、前回明らかにした神代三山陵の先坣僑位をもとに、真実の神代三山陵について言及してみたい。まずは、神代三山陵が何であるかについて。ウィキペディアフリー百科事典は次のように案内する。
      神代三陵
   神代三陵(かみよさんりょう)または神代三山陵は、可愛山陵(瓊瓊杵尊陵)・高屋山上陵(彦火
  火出見尊陵)・吾平山上陵(鸕鷀草葺不合尊陵)の総称。いずれも宮内庁により鹿児島県内に治定さ
  れている。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E4%BB%A3%E4%B8%89%E9%99%B5

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