○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、黄景仁の『賣花聲・立春』詞である。
【原文】
賣花聲・立春
黄景仁
獨飲對辛盤,愁上眉彎。
樓窗今夜且休關。
前度落紅流到海,燕子銜還。
書貼更簪歡,舊例都刪。
到時風雪滿千山。
年去年來常不老,春比人頑。
【書き下し文】
賣花聲・立春
黄景仁
獨り飲むに辛盤に對すれば、愁ひに眉は上がり彎す。
樓の窗は今夜、且に關を休めんとす。
前に落紅を度り、流れて海に到れば、燕子の銜え還る。
書を貼り、更に簪歡して、舊例は都て刪る。
時の到れば、風雪の千山に滿ち、
年の去り年の來るも、常に老いずと、春は人の頑なさに比す。
【我が儘勝手な私訳】
【原文】
賣花聲・立春
黄景仁
獨飲對辛盤,愁上眉彎。
樓窗今夜且休關。
前度落紅流到海,燕子銜還。
書貼更簪歡,舊例都刪。
到時風雪滿千山。
年去年來常不老,春比人頑。
【書き下し文】
賣花聲・立春
黄景仁
獨り飲むに辛盤に對すれば、愁ひに眉は上がり彎す。
樓の窗は今夜、且に關を休めんとす。
前に落紅を度り、流れて海に到れば、燕子の銜え還る。
書を貼り、更に簪歡して、舊例は都て刪る。
時の到れば、風雪の千山に滿ち、
年の去り年の來るも、常に老いずと、春は人の頑なさに比す。
【我が儘勝手な私訳】