趙師俠:柳梢青·祭戸立春
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、趙師俠の『柳梢青·祭戸立春』詞である。 【原文】 柳梢青·祭戸立春 趙師俠 節物推移。青陽景變,玉琯灰飛。 彩仗泥牛,星球雪柳,爭報春回。 絲金縷玉幡兒。更斜裊、東風應時。 宜入新春,人隨春好,春與人宜。 【書き下し文】 柳梢青·祭戸立春 趙師俠...
View Article吳文英:祝英台·除夜立春
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、吳文英の『祝英台·除夜立春』詞である。 【原文】 祝英台·除夜立春 吳文英 剪紅情,裁意,花信上釵股。 殘日東風,不放歲華去。 有人添燭西窗,不眠侵曉,笑聲轉新年鶯語。 舊尊俎,玉纖曾擘黃柑,柔香系幽素。 歸夢湖邊,還迷鏡中路。 可憐千點吳霜,寒消不盡,又相對落梅如雨。...
View Article耶律楚材:立春日驛作窮春盤
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、耶律楚材の『立春日驛作窮春盤』詩である。 【原文】 立春日驛作窮春盤 耶律楚材 昨朝春日偶然忘 試作春盤我一嘗 木案初開銀線亂 砂瓶煮熟藕絲長 勻和碗豆搡蔥白 細剪萎蒿點韭黃 也與何曾同是飽 區區何必待膏粱 【書き下し文】...
View Article宇文虚中:迎春樂・立春
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、宇文虚中の『迎春樂・立春』詞である。 【原文】 迎春樂·立春 宇文虚中 寶幡彩勝堆金縷,雙燕釵頭舞。 人間要識春來處。 天際雁,江邊樹。 故國鶯花又誰主。 念憔悴,幾年羈旅。 把酒祝東風,吹取人歸去。 【書き下し文】 迎春樂·立春...
View Article林蘭痴:春餅
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、林蘭痴の『春餅』詩である。 【原文】 春餅 林蘭痴 調羹湯餅佐春色 春到人間一卷之 二十四番風信過 縱教能畫也非時 【書き下し文】 春餅 林蘭痴 調羹湯餅は、春色を佐け、 春の人間に到れば、一卷の之く。 二十四番、風信過ぐれば、...
View Article于謙:立春日感懷
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、于謙の『立春日感懷』詩である。 【原文】 立春日感懷 于謙 年去年來白髮新 匆匆馬上又逢春 關河底事空留客 歳月無情不貸人 一寸丹心圖報國 兩行清涙為思親 孤懷激烈難消遣 漫把金盤簇五辛 【書き下し文】 立春日感懷 于謙...
View Article黄景仁:賣花聲・立春
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、黄景仁の『賣花聲・立春』詞である。 【原文】 賣花聲・立春 黄景仁 獨飲對辛盤,愁上眉彎。 樓窗今夜且休關。 前度落紅流到海,燕子銜還。 書貼更簪歡,舊例都刪。 到時風雪滿千山。 年去年來常不老,春比人頑。 【書き下し文】 賣花聲・立春...
View Article于謙:立春
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、于謙の『立春』詩である。実は、前に于謙の『立春日感懷』詩を案内している。 ・書庫「無題」:ブログ『于謙:立春日感懷』 https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41372633.html ○于謙の『立春』詩あ、次の通り。 【原文】 立春 于謙 擊罷泥牛物候新...
View Article元稹:詠廿四氣詩・立春正月節
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、元稹の『詠廿四氣詩・立春正月節』詩である。これまで立春詩を73首も案内しているが、その中に、元稹の作品がまだ一つも無いと言うのも、また珍しい。 〇元稹の『詠廿四氣詩・立春正月節』詩は、次の通り。 【原文】 詠廿四氣詩・立春正月節 元稹 春冬移律呂 天地換星霜 冰泮游魚躍 和風待柳芳...
View Article賀知章:詠柳
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、賀知章の『詠柳』詩である。 【原文】 詠柳 賀知章 碧玉粧成一樹高 万条垂下緑絲絛 不知細葉誰裁出 二月春風似剪刀 【書き下し文】 柳を詠む 賀知章 碧玉の粧ひを成す、一樹の高き、 万条の垂れ下る、緑絲の絛。 知らず、細葉は誰が裁ち出づるを、...
View Article溫庭筠:題望苑驛
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、溫庭筠の『題望苑驛』詩である。 【原文】 題望苑驛 溫庭筠 弱柳千條杏一枝 半含春雨半垂絲 景陽寒井人難到 長樂晨鐘鳥自知 花影至今通博望 樹名從此號相思 分明十二樓前月 不向西陵照盛姬 【書き下し文】 望苑驛に題す 溫庭筠...
View Article王之渙:涼州詞
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、王之渙の『涼州詞』詩である。 【原文】 涼州詞 王之渙 黄河遠上白雲間 一片孤城萬仞山 羌笛何須怨楊柳 春光不度玉門關 【書き下し文】 涼州詞 王之渙 黄河遠く上がる、白雲の間まで、 一片の孤城、万仞の山。...
View Article白朴:天淨沙·春
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、白朴の『天淨沙·春』詞である。 【原文】 天淨沙·春 白朴 春山暖日和風 闌干樓閣簾櫳 楊柳秋千院中 啼鶯舞燕 小橋流水飛紅 【書き下し文】 天淨沙·春 白朴 春山には、暖かき日と風、 闌干樓閣の簾や櫳、 楊柳の秋は、千院の中。...
View Article我が家の菜園
〇5月7日にブログを書いてから、今日でちょうど二十日になる。これ程、長い間、ブログを書かなかったのは、2007年12月にブログを始めてから、初めてのことである。ある意味、当の本人が一番戸惑っていると言うのが、正直な感想である。...
View Article続けて、我が家の家庭菜園
〇昨日に引き続き、我が家の家庭菜園の話。とにかく、今は家庭菜園が忙しい。雑草もどんどん成長しているのだから、一刻の猶予も無い。ひたすら、畑に入って、手を掛けるしかない。 〇グリーンピースとそら豆の棚をかたずけた。グリーンピースの後には三尺豆を植えた。そら豆のところは空いているが、レタスと水菜を移植する予定である。レタスと水菜の苗はすでに十分育っている。...
View Article枇杷の収穫
〇我が家の家庭菜園の話を続けているが、今回は、菜園の横にある枇杷の木の話。毎年、枇杷の木はたくさんの実を付ける。ただ、例年、鳥に負けて、人間様が枇杷の実をいただくことは、ほとんど無い。 〇枇杷の木があるのは、山の下で、それに続いて家庭菜園がある。枇杷の木の隣には、サクランボの木もあって、サクランボも毎年、多くの実を付ける。しかし、人間様がサクランボを口にすることも、ほとんど無い。...
View Article豆アジ釣り
〇ここ数年、釣りはとんとご無沙汰である。釣りは大好きなのだが、行き始めると、止まるところを知らない。釣りは狂人の趣味である。だから、我慢して釣りに出掛けない。その分、旅行を楽しもうと思っているからである。釣りほど楽しいものはない。それを我慢するのも、大変である。...
View Article徐書信:天淨沙・春
○立春詩の案内を続けている。前回案内したのは、白朴の『天淨沙·春』詞であった。白朴の『天淨沙·春』詞は、春夏秋冬の四詞が存在する連作となっている。 〇今回案内するのは、徐書信の『天淨沙・春』詞である。徐書信の『天淨沙・春』詞が白朴の『天淨沙·春』詞を踏まえて作られたものであることは言うまでもない。 【原文】 天淨沙·春 徐書信 青竿翠柳楊花,...
View Article白玉蟾:立春(五絶)
○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、白玉蟾の『立春』(五絶)詩である。 【原文】 立春 白玉蟾 顓帝位方禪 勾芒印已交 芭蕉有封事 黃鳥莫譊譊 【書き下し文】 立春 白玉蟾 顓帝は方禪を位ひ、 勾芒の印は已に交はる。 芭蕉に封事有るも、 黃鳥の譊譊すること莫し。...
View Article白玉蟾:立春(七絶)
○立春詩の案内を続けている。前回、白玉蟾の『立春』(五絶)詩を紹介したが、今回案内するのは、白玉蟾の『立春』(七絶)詩である。 【原文】 立春 白玉蟾 東風吹散梅梢雪 一夜挽回天下春 從此陽春應有腳 百花富貴草精神 【書き下し文】 立春 白玉蟾 東風の梅の梢の雪を吹き散ずれば、...
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