○立春詩の案内を続けている。今回案内するのは、賀知章の『詠柳』詩である。
【原文】
詠柳
賀知章
碧玉粧成一樹高
万条垂下緑絲絛
不知細葉誰裁出
二月春風似剪刀
【書き下し文】
柳を詠む
賀知章
碧玉の粧ひを成す、一樹の高き、
万条の垂れ下る、緑絲の絛。
知らず、細葉は誰が裁ち出づるを、
二月の春風は剪刀に似たり。
【我が儘勝手な私訳】
春になると、柳の木は青々と粧い、その木の何と高いことか。
無数の緑の糸が枝垂れて、其の下端は、今にも川面に届こうとしている。
あの柳葉は、誰があのように細かく切り裂いたのだろうか、
二月の春風は、柳葉を切り裂く裁ち鋏のように、鋭く、冷たい。
〇実は、賀知章の『詠柳』詩を案内するのは、初めてではない。以前、すでに以下のブログで案内済みである。
・書庫「天上仙都:紹興」:ブログ『賀知章:詠柳』
https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/37845032.html
〇しかし、立春詩として、賀知章の『詠柳』詩を見逃すことはできない。したがって、此処に再度案内することとしたわけである。
〇賀知章は、会稽の人である。現在の杭州市萧山区になる。紹興市には『绍兴贺知章秘监祠』が存在する。
・書庫「天上仙都:紹興」:ブログ『绍兴贺知章秘监祠』
https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/37825933.html
〇また、寧波には『賀秘監祠』が存在する。
・書庫「寧波漫歩」:ブログ『四明狂客・賀知章の賀秘監祠』
https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/36472743.html
【原文】
詠柳
賀知章
碧玉粧成一樹高
万条垂下緑絲絛
不知細葉誰裁出
二月春風似剪刀
【書き下し文】
柳を詠む
賀知章
碧玉の粧ひを成す、一樹の高き、
万条の垂れ下る、緑絲の絛。
知らず、細葉は誰が裁ち出づるを、
二月の春風は剪刀に似たり。
【我が儘勝手な私訳】
春になると、柳の木は青々と粧い、その木の何と高いことか。
無数の緑の糸が枝垂れて、其の下端は、今にも川面に届こうとしている。
あの柳葉は、誰があのように細かく切り裂いたのだろうか、
二月の春風は、柳葉を切り裂く裁ち鋏のように、鋭く、冷たい。
〇実は、賀知章の『詠柳』詩を案内するのは、初めてではない。以前、すでに以下のブログで案内済みである。
・書庫「天上仙都:紹興」:ブログ『賀知章:詠柳』
https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/37845032.html
〇しかし、立春詩として、賀知章の『詠柳』詩を見逃すことはできない。したがって、此処に再度案内することとしたわけである。
〇賀知章は、会稽の人である。現在の杭州市萧山区になる。紹興市には『绍兴贺知章秘监祠』が存在する。
・書庫「天上仙都:紹興」:ブログ『绍兴贺知章秘监祠』
https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/37825933.html
〇また、寧波には『賀秘監祠』が存在する。
・書庫「寧波漫歩」:ブログ『四明狂客・賀知章の賀秘監祠』
https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/36472743.html