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杜甫:雨

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〇白玉蟾の『立春』(五絶)詩、『立春』(七絶)詩を調べているうちに、杜甫に『雨』詩があることを知った。杜甫詩については、成都の杜甫草堂を訪問した際、幾らか案内している。

〇具体的には、杜甫の『卜居』詩から、杜甫の絶句詩までである。
  )竜錙´堂成 i譱蝓´で澑 サ匯蝓´Π拉澄´Р十五司馬弟出郭相訪、兼遺營茅屋貲
  有客 賓至 狂夫 田舍 江村 江漲 野老 雲山 伊摸
  影銕叩´化嫐覺遽 浬嫂紂´含盻る柑´仝緲掘´寒食 絶句漫興其一
  だ箒臾ゞ渋尭鵝´コ旭拿風所破歌 絶句漫興其三 Ю箒臾ゞ渋胸
  ┨眦:人日寄杜二拾遺 追酬故高蜀州人日見寄 絶句二首・其一 絶句二首・其二
つまり、此処で杜甫31作品を案内している。

〇ここには、杜甫の『雨』詩は無い。したがって、改めて、杜甫の『雨』詩を紹介したい。
  【原文】
      雨
       杜甫
    冥冥甲子雨
    已度立春時
    輕箑煩相向
    纖絺恐自疑
    煙添才有色
    風引更如絲
    直覺巫山暮
    兼催宋玉悲

  【書き下し文】
      雨
       杜甫
    冥冥として、甲子に雨ふり、
    已に度る、立春の時。
    輕やかな箑は、相向くに煩わしく、,
    纖絺は自ら疑ふを恐る。
    煙の添ふに才に色有り、
    風の引くこと、更に絲の如し。
    直に覺ゆ、巫山の暮れ、
    兼ねて催す、宋玉の悲しみ。

  【我が儘勝手な私訳】

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