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Channel: 古代文化研究所
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枕詞「天降付く」が教えること:其三十

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○前回、『枕詞「天降付く」が教えること:其二十九』と題して、内之浦三岳の話をした。その際、肝付町のHPが載せる三岳登山を紹介した。甫与志岳の姫門登山口には、嘗ての内之浦町・内之浦町観光協会が設置した古い案内板が残っている。それを案内しながら、内之浦三岳参りを考えてみたい。
      三岳参り
   江戸時代から肝属地方に伝わる岳参り(タケメイ)で、三岳参りは肝属山地の
  「国見山」「黒尊岳」「甫与志岳」を縦走するロマンを秘めた登山大会。
   春たけなわの4月3日(シンガサニッ)が例祭日で、地元高山町、内之浦町を
  始め遠くは大崎町、串良町、吾平町などの老若男女が夜中立ちして群詣したという。
   三岳の神様に、大漁、豊作、家内安全、無病息災を祈願する山岳信仰が本旨だが、
  徒歩が唯一の交通手段だった頃の、年に一回のロマンを求める社交の場でもあった
  ようだ。 
                          内之浦町・内之浦町観光協会


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