○2013年3月22日、早朝6時前に、朝の散歩に西湖、孤島へ出掛けた。宿泊した、杭州市下城区体育场路407号にある、杭州宏都宾馆ホテルからは約2劼曚匹世隼廚錣譴襦
○歩いて行っても良いのだが、天気が今一つで、心配だった。それで、傘を持参しての散歩である。だから、ホテルから西湖、孤島まではタクシーで行き、帰りは歩いて帰ることとした。
○ホテル前の体育场路で、タクシーを拾って、西湖、孤島の西冷印社前で下ろしてもらった。目の前に西湖遊覧の船乗り場がある。一昨年10月に初めて杭州を訪れた時には、ここから西湖遊覧に繰り出している。
○今にも雨が降り出しそうな天気だが、どんよりと曇っているせいで、西湖には靄が掛かっていて、風情ある趣がある。柳の並木道が美しい。あちこちに数人、散歩の人が見える。ゆっくり東へ向かって歩いて行った。
○800辰らい歩いて行くと、孤島は終わりで、ここから先が白堤となる。右は西湖で、左が北里湖である。湖の中に真っ直ぐ堤が延びていて、両側には柳の並木が立ち並んでいる。朝の清浄な空気の中、大勢の人が散歩していた。
○西湖には白堤と蘇堤がある。蘇堤は蘇軾が築いた堤だが、白堤は白楽天の詩に因んで命名された堤である。中国の検索エンジン百度の「百度百科」には、次のように載せる。
白堤
白堤全长1千米,东起断桥,经锦带桥而止于平湖秋月。白堤横亘湖上,把西湖划分为外湖和里湖,
并将孤山和北山连接在一起。白堤在唐代原名白沙堤,宋代又叫孤山路。明代堤上广植桃柳,又称十锦
塘。堤上内层是垂柳,外层是碧桃,春天是观赏白堤的最佳季节。
苏堤
杭州苏堤是北宋元祐五年(1090),诗人苏轼(东坡)任杭州知州时,疏浚西湖,利用浚挖的淤泥构筑
并历经 后世演变而形成的,杭州人民为纪念苏东坡治理西湖的功绩,把它命名为“苏堤”。
○白堤の名の由来となった白楽天の詩は、「錢塘湖春行」とされる。ここでは西湖は錢塘湖と呼ばれている。白楽天「錢塘湖春行」については、昨年11月に訪れた際に書いている。
・書庫「白居易の愛した佛都・杭州」:ブログ『白居易:錢塘湖春行』
http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/37298225.html
○他に、白楽天には西湖、孤島の孤山寺を詠った「西湖晩歸回望孤山寺贈諸客」もある。白楽天がどれほど、西湖を愛していたかが判る。
・書庫「白居易の愛した佛都・杭州」:ブログ『白居易:西湖晩歸回望孤山寺贈諸客』
http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/37289187.html
○白楽天の「錢塘湖春行」詩や、「西湖晩歸回望孤山寺贈諸客」詩を読むと、白楽天の内面の深さに驚く。西湖の美と彼の内面の豊かさが見事に結集して「錢塘湖春行」詩や、「西湖晩歸回望孤山寺贈諸客」詩が誕生したのである。
○3月の西湖、孤島や白堤は清浄そのものであった。中国には、
上有天堂,下有苏杭。(上に天堂有り、下に蘇杭有り。)
の言葉があるそうだが、まさに地上の楽園に相応しい風景がそこには広がっていた。