○南岳衡山で宿泊したのは、衡阳南岳电信宾馆ホテルであった。南岳风景区汽车站から歩いて150辰閥瓩い掘南岳衡山游客中心までも約1劼函⊃覿瓩、極めて交通利便なホテルであった。
○それに、衡阳南岳电信宾馆ホテルから南岳大廟の入り口、櫺星門までは700辰らいだし、衡山路と祝融路との交差点に建つ南岳衡山碑坊からホテルまでは100辰らいである。
○ホテル近くに超市や土産物店、食堂、市場まで、何でも揃っている。おまけにホテル前近くにバイク便のおじさんが常時待機しているので、少し遠くへ行く際も便利である。
○南岳衡山は仏教聖地であるから、参拝で捧げる線香を売っている店が多い。中国の線香は、日本の小さい線香と違って、豪華で大きく立派である。
○なかに、仏具や仏像を売っている店もあった。参詣客が買って帰るとも思われないから、お寺用のものだと思われる。中国の仏具・仏像は金ぴかである。
○市場へ行ってみたが、大変な盛況で、多くの物が生きたまま売られているのに驚く。魚や海老、蟹、亀だけではなく、ニワトリもアヒルも鳩も、籠に入って売っている。豚は、頭から尾まで、きれいに切り分けられて売られている。変にパッケージされているより、遙かに新鮮に思えた。
○ホテル近くに南岳小商品市場と言う通りを見付けた。インターネットで調べると、「南岳小商品批发市场」と言うところらしい。日本語なら「南岳雑貨卸売市場」と言う意味になる。
○この南岳小商品市場がまた凄まじく様々な物を売っているのに驚いた。化粧品から雑貨、服飾品など、まるで雑多な物を売っている店がズラリと勢揃いしている。面白そうだったが、何しろ、南岳衡山見物で、すっかり疲れ果てていたので、眺めて通過するしかなかった。
○日本に居ても、コンビニやスーパーには、時折、用事があって行くくらいなのに、中国の市場や超市には珍しいものをたくさん売っていて面白いので、つい、見て回ってしまう。下手な観光地より、中国の市場や超市は遙かに面白い。
○南岳衡山は、瓢箪の産地なのであろうか。ホテル近くの路地に、瓢箪ばかりを取り扱っている店が並んでいるところがあった。恐ろしいほどの瓢箪の数である。皆さん、脇目も振らずに、懸命に瓢箪加工に勤しんでいる。瓢箪の数に圧倒された。
○食事は近くの食堂で済ませたので、超市で飲み物と果物を購入した。果物は、茘枝を20個ほど(2元)、ドラゴンフルーツを1個(6元)、山竹を3個(10元)買った。ホテルに帰ってから食べようとしたら、果物ナイフが無い。慌ててホテル近くの超市で5元で買って来た。
○夏場になると、茘枝の季節である。中国の茘枝は美味しくて大好物である。流石、楊貴妃の好物だと言うだけある。もっとも私が最近好物になったのは山竹である。見目はごっついけれども、味は繊細で格別である。今回も中国旅行中、何度か茘枝や山竹をご馳走になった。
○ただ、旅行中、電車や高速バスに乗るには、手荷物検査があるので果物ナイフを持って歩けない。仕方が無いので、果物ナイフはその場限りで、ホテルを変える度にナイフを買う必要がある。僅か5元(80円弱)なのだけれども、実に勿体ない気がした。今度機会があったら、鉄製でない果物ナイフを買っておきたい。
○南岳衡山を訪れた時間が極めて少ないのが残念でならない。やはり、ここは数日掛けて訪れるべきところである。僅か半日では、何も見ることが出来なかった。今回の南岳衡山参詣は、下見程度のものに過ぎない。次回、ゆっくり、十分時間を掛けて再度訪れたい。