○白尾國柱の「麑藩名勝考」が名著であることは間違いない。ただ、「麑藩名勝考」は尋常な書物では無い。その難解さは、おそらく、中国の史書に匹敵するのではないか。
○何しろ、薩摩藩には薩南学派の伝統が脈々と連なっている。白尾國柱と言い、伊地知季安と言い、西村時彦と言い、時代はまるで違うのに、その漢文力には驚異的なものがある。伝統の力と言うのは、そんなものなのだろう。
○白尾國柱が「麑藩名勝考」を書いたのは、神代三山陵探索の結果であると、白尾國柱は「麑藩名勝考」の緒言で名言している。それなのに、誰もそういうふうに「麑藩名勝考」を読まない。
○何しろ、薩摩藩には薩南学派の伝統が脈々と連なっている。白尾國柱と言い、伊地知季安と言い、西村時彦と言い、時代はまるで違うのに、その漢文力には驚異的なものがある。伝統の力と言うのは、そんなものなのだろう。
○白尾國柱が「麑藩名勝考」を書いたのは、神代三山陵探索の結果であると、白尾國柱は「麑藩名勝考」の緒言で名言している。それなのに、誰もそういうふうに「麑藩名勝考」を読まない。