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卑弥呼の正体:其の三

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○前々回、『卑弥呼の正体:其の一』と題して、卑弥呼の鬼道が辯才天信仰であったことをお話しした。そして、前回は『卑弥呼の正体:其の二』と題して、卑弥呼の正体が大山祇神であり、その娘が木花開耶姫であることを述べた。ご存じのように、木花開耶姫は天孫降臨の尊、彦火瓊々杵尊の妃である。

○加えて、安芸の宮島、厳島神社は安芸国一宮である。伊予国一宮である大山祇神社や伊豆国一宮である三嶋大社は大山祇神を斎き祀る。同じように、駿河国一宮である富士山本宮浅間大社や甲斐国一宮である浅間神社の御祭神は木花開耶姫となっている。調べればもっと増えるのかも知れないが、ざっと一宮だけを見ただけでも、これだけの神社が現在でも卑弥呼を祀っていると言える。恐るべし、卑弥呼。

○ただ、卑弥呼の凄さは、これだけでは無いところにある。辯才天信仰で言えば、日本三大弁才天として、近江国の竹生島神社や相模国の江島神社、大和国の天河大弁財天社などにも斎き祭られている。そして、それ以上に大きいのが出雲神としての卑弥呼の存在であろう。

●出雲神としての卑弥呼の存在に気付いたのは古い。2007年9月に『歌枕笠島・阿古耶を旅する』旅をした。出掛けたのは歌枕探訪の旅であり、笠島・松島・阿古耶を巡って帰ってきた。もちろん、旅の根底には、芭蕉の「奥の細道」があった。

●後日、それは書庫「歌枕笠島・阿古耶を旅する」や「奥細道俳諧事調」として結実した。ブログ古代文化研究所としては最初にまとめた、記念碑となっている。
  ・書庫「歌枕笠島・阿古耶を旅する」:7個のブログ
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/folder/115522.html?m=l
  ・書庫「奥細道俳諧事調」:45個のブログ
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/folder/1131267.html?m=l&p=1

●その時、最初に出雲神について書いたのが以下のブログである。
  ・書庫「歌枕笠島・阿古耶を旅する」:ブログ『笠島道祖神の正体』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/291076.html
  ・書庫「歌枕笠島・阿古耶を旅する」:ブログ『続・笠島道祖神の正体』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/28842448.html
  ・書庫「歌枕笠島・阿古耶を旅する」:ブログ『続々・笠島道祖神の正体』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/28850904.html

●つまり、笠島道祖神を追い続けているうちに、笠島道祖神が出雲神であることを知ったわけである。2007年9月から2009年8月まで、それを解決するのに、足掛け3年ほども要したことになる。

●その際、2009年5月30日に、初めて鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島を訪問した。枕崎からの臨時便だったが、初めて見る硫黄島に感動した。硫黄島訪問の目的は、『三島村・薪能「俊寛」』を見ることにあったが、それまでに、硫黄島が大いに気になっていて、どうしても硫黄島を訪問したいと言う焦燥に駆られていた。

●訪れてみると、予想通り、硫黄島は日本創世の島であることを理解した。それで、何度も硫黄島を訪れる羽目になった。これまで6回硫黄島を訪問している。
  ・2009年5月30日(土)
  ・2009年6月11日(木)
  ・2010年10月30日(土)・31日(日)
  ・2011年3月13日(日)から18日(金)
  ・2011年11月25日(金)から29日(火)
  ・2012年8月22日(水)

●また、2011年10月6日から8日に掛けて、大和国の山の辺の道を桜井駅から奈良駅まで歩いてきた。学生時代以来だったから、40年振りではなかったか。
  ・書庫「山の辺の道」:70個のブログ
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/folder/1202881.html?m=l&p=1

●その山の辺の道の最後に書いた感想が、ブログ『出雲神の歩いた道』である。
  ・書庫「山の辺の道」:ブログ『出雲神の歩いた道』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/35848835.html


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