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Channel: 古代文化研究所
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卑弥呼の鬼道

○前回、ブログ『邪馬台国はどこにある?』で、邪馬台国が何処に存在するか。邪馬台国を象徴する風景とはなにか。そういう話を書いた。「魏志倭人伝」を読む限り、倭国三十国は以下のように案内される。   【渡海三国】     ・狗邪韓国・対馬国・壱岐国   【北九州四国】     ・末廬国・伊都国・奴国・不弥国   【中九州二十国】     ・斯馬国・巳百支国・伊邪国・都支国・邇奴国・好古都国・不呼国...

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卑弥呼の正体

○卑弥呼が何者であるか。何処で出遭えるか。意外に卑弥呼は日本中に祀られている。此処ではそういう話をしてみたい。まずは仏様の話から。 ○日本には、日本三大弁才天と言う概念が存在する。ウィキペディアフリー百科事典では、次のように案内しているけれども、あまり良い定義ではない。        日本三大弁天    日本三大弁天(にほんさんだいべんてん)は日本の弁才天に関する名数。...

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卑弥呼の正体:其の二

○前回、『卑弥呼の正体:其の一』と題して、卑弥呼の鬼道が辯才天信仰であったことをお話しした。そのことは、、日本三大弁天とされる、   ・宝厳寺・竹生島神社   ・大願寺・厳島神社   ・与願寺・江島神社   ・白飯寺・天河大弁財天社 へ参拝することに拠って確かめられる。本ブログでは、これらの四寺四社へ、全て参詣し、そのことを確認している。もっとも、与願寺と白飯寺は廃寺となっているけれども。...

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卑弥呼の正体:其の三

○前々回、『卑弥呼の正体:其の一』と題して、卑弥呼の鬼道が辯才天信仰であったことをお話しした。そして、前回は『卑弥呼の正体:其の二』と題して、卑弥呼の正体が大山祇神であり、その娘が木花開耶姫であることを述べた。ご存じのように、木花開耶姫は天孫降臨の尊、彦火瓊々杵尊の妃である。...

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卑弥呼の正体:其の四

○これまで、ブログ『卑弥呼の正体:其の一』から始めて、卑弥呼鬼道が辯才天信仰であったこと、卑弥呼の正体が大山祇神であり、その娘が木花開耶姫であったこと、卑弥呼の正体が出雲神であったことと、話してきた。結果、卑弥呼は現在でも、日本中に祀られていることが判る。...

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卑弥呼の正体:其の五

○『卑弥呼の正体』と題して、其の一から其の四まで続けて来ている。前回、日本の神道がどういうものであったか。あるいは、日本へ最初に導入された仏教がどういうものであったか。そいうものを考えたいと話ながら、大和三山の話で終わってしまった。 ○それ程、大和三山は古代日本に於いて、大事な存在である。何しろ、邪馬台国を代表する風景が邪馬台国三山であることは間違いない。   ・うねびやま=霧島山(1700叩...

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卑弥呼の正体:其の六

○『卑弥呼の正体』と題して、ブログを其の一から其の五まで続けているが、まだまだ終わりそうにない。それだけ、卑弥呼の正体は明らかとなっていると言えよう。この辺りで、それらを整理してみると、おおよそ、次のようになるのではないか。   ・卑弥呼はシャーマンでは無く、卑弥呼の鬼道が仏教であること。   ・卑弥呼の鬼道は、辯才天信仰であり、修験道であること。...

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卑弥呼の正体:其の七

○「魏志倭人伝」が記録する邪馬台国と卑弥呼の話を続けているが、今回は太陽崇拝について、考えてみたい。2008年8月に、急遽、思い立って富士山へ登って来た。   ・書庫「山の博物誌」ブログ『富士山に登るーその壱ー』   https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/15488707.html   ・書庫「山の博物誌」ブログ『富士山に登るーその弐ー』...

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卑弥呼の正体:其の八

○『卑弥呼の正体』を追い続けていたら、とうとう其の八まで来てしまった。「魏志倭人伝」が案内する卑弥呼は非常に丁寧に書かれていることが判る。「魏志倭人伝」の字数はわずかに1984字しかないのに。もちろん、そこには編者、陳壽の恐るべ創意工夫が存在することは間違いない。ここでは、そういうものを見てみたい。...

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卑弥呼の正体:其の九

○卑弥呼は何者か。最初に検証すべきものが「魏志倭人伝」であることはもちろんのことである。その「魏志倭人伝」の主題は倭国三十国の案内であった。具体的には、以下のように案内される。   【渡海三国】     ・狗邪韓国・対馬国・壱岐国   【北九州四国】     ・末廬国・伊都国・奴国・不弥国   【中九州二十国】     ・斯馬国・巳百支国・伊邪国・都支国・邇奴国・好古都国・不呼国...

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卑弥呼の正体:其の十

○『卑弥呼の正体』と題して、長々と書き続けているが、今回は目先を変えて、中国側から見た倭国及び卑弥呼像について、考えてみたい。ずっと、日本で邪馬台国及び卑弥呼について、考えていた。しかし、「魏志倭人伝」そのものが中国側から見た日本であり、卑弥呼なのである。目先を変えると、随分、違うものが見えて来るのではないかと思った。それで、中国訪問を思い立ったわけである。...

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卑弥呼の正体:其の十一

○前回の冒頭に、   ・中国側から見た倭国及び卑弥呼像について、考えてみたい。 と書きながら、遣唐使船南島路の話が長引き、『中国側から見た倭国及び卑弥呼像』まで辿り着くことができなかった。その遣唐使船南島路を誰も明確にしてくれない。それで、繰り返し硫黄島から吐噶喇列島まで出掛け、果ては、中国浙江省の舟山群島と寧波、会稽まで行く羽目となってしまった。...

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卑弥呼の正体:其の十二

○前回、江戸時代の寛政七年(1785年)に刊行された白尾國柱の「麑藩名勝考」が、吐火羅國や舎衞城について言及している話を書いた。それに拠れば、「日本書紀」の孝徳紀・斉明紀・天武紀に記録されていると言う。白尾國柱は「麑藩名勝考」で、吐火羅國を吐噶喇列島だとし、舎衞城を臥虵島だとする。...

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卑弥呼の正体:其の十三

○「日本書紀」孝徳紀・斉明紀・天武紀が吐火羅國と舎衞城を掲載している。それだけでも大変な驚きであるが、それを教えてくれたのが寛政七年(1785年)刊行の白尾國柱著「麑藩名勝考」なのだから、先人の深遠な知識にはもっと驚かされる。...

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卑弥呼の正体:其の十四

○鹿児島県鹿児島郡十島村が吐火羅国であり、鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島が舎衛城である。江戸時代の国学者、白尾國柱の「麑藩名勝考」を読み、その説を継承発展させると、そういうことが判る。...

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卑弥呼の正体:其の十五

○2017年7月10日(月)に、ブログ『卑弥呼の正体』を書き始めて、今日、7月24日(月)で、とうとう『卑弥呼の正体:其の十五』となってしまった。卑弥呼が何者であるかは、それ程、奥が深いし、大事な問題である。何故なら、卑弥呼は宗教上では日本仏教の原点みたいな存在だし、政治上では日本の国母そのものなのだから。...

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卑弥呼の正体:其の十六

○最初に吐噶喇列島を訪れたのは、2009年7月4日のことであった。それ以前に硫黄島を訪問し、硫黄島が日本修験道の発祥の地であることを確認していた。だから、硫黄島から先、どのように仏教が伝来したかを知るための旅行であった。非常に興奮した様子が以下のブログからよくうかがえる。   ・書庫「吐火羅の旅」:ブログ『吐火羅列島を旅する』...

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卑弥呼の正体:其の十七

○奈良県吉野郡天川村の大峯山山頂に鎮座ましますのが大峯山寺である。大峰山の定義にはいろいろあるけれども、大峯山寺が鎮座ましますのは山上ヶ岳(1719叩砲了劃困任△襦ウィキペディアフリー百科事典が案内する大峰山は、次の通り。       大峰山    大峰山(おおみねさん)は、奈良県の南部にある山。現在では広義には大峰山脈を、狭義には山上...

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卑弥呼の正体:其の十八

○以前、ブログ『卑弥呼の正体:其の七』で、次のように書いている。   ・卑弥呼の鬼道は太陽崇拝である。それが現代にまで連綿と引き継がれ、富士山のご来迎となって   出現する。何とも不思議な御縁である。そういうことを理解するには、修験道をがどういうもので   あるかを知るしかない。修験道の故郷もまた鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島なのである。...

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卑弥呼の正体:其の十九

○前回、ブログ『卑弥呼の正体:其の十八』と題して、卑弥呼の鬼道が仏教であり、その内実が太陽崇拝であることの話をした。その際、卑弥呼の鬼道が仏教である以上、卑弥呼の鬼道は普陀山から勧請されたものであり、普陀山の太陽崇拝は、今でも実景として見ることができる。それが普陀山の日の出であるとの話を続けた。 ○実際、普陀山で見た日の出の風景は、2013年10月14日の朝のことであり、次のようなものであった。...

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