出雲神の故郷
○前回の最後に、 ○何とも見事な表現である。これが「三国志」の編者、陳壽の実力である。日本では愚弄されてばか りの陳壽だが、中国では偉大な史家として尊崇されている。もちろん、私も陳壽を尊敬して止まない者 の一人である。陳壽は恐ろしい史家である。それは「魏志倭人伝」を読めば判る。誰もそういうふうに...
View Article出雲神の故郷
○前々回、ブログ『大物主大神の故郷』を書いて、続けて『出雲神の故郷』を書くつもりであった。しかし、村井康彦著「出雲と大和」(岩波新書:2013年1月刊)の「魏志倭人伝」の読み方が非常に気になった。「魏志倭人伝」はそういうふうに読むものではない。それを書きたくて、つい、ブログ『中国失礼、求之四夷』を書いてしまった。...
View Article枕詞「天降り付く」の風景
○「八雲立つ出雲」の風景が気になったのは、2010年9月17日に竹生島巌金山宝厳寺へ参詣した時のことであった。今でもよく記憶している。伊吹山から沸き立つ雲に迫力があるのに驚いた。 ・書庫「竹生島」:ブログ『巌金山宝厳寺』 https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/33314796.html...
View Article八雲立つ出雲の風景
○ブログ『大物主大神の故郷』を書いて、次に『八雲立つ出雲の風景』を書く予定であった。しかし、ブログ『中国失礼、求之四夷』から『出雲神の故郷』、『枕詞「天降り付く」の風景』と寄り道ばかりして、なかなか『八雲立つ出雲の風景』まで辿り着かない。...
View Article大物主大神の故郷(続き)
○以前、ブログ『大物主大神の故郷』を書いた。 ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『大物主大神の故郷』 https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40988849.html...
View Article大和三山は何処から眺めるのが正式か?
○大和三山は奈良県橿原市に存在する次の山々を言う。 ・畝傍山(199.2m) ・香具山(152.4m) ・耳成山(139.7m) ○その大和三山は、平成17年7月に、国指定の史跡名勝天然記念物に指定されている。その「詳細解説」には次のようにある。 大和三山は奈良盆地の南部に位置し、香具山(152.4m)、畝傍山(199.2m)、耳成山...
View Article邪馬台国三山の眺め方
○前回、『大和三山は何処から眺めるのが正式か?』と話をした。山を眺めるのに正式も正しいも無い、山は東西南北、何処からでも見ることのできるものだろう。と反論されるかも知れない。全くその通りである。 ○山は四方八方、何処からでも見える。しかし、それは普通の山の話である。それが聖山とか霊山になると、それは宗教上の儀礼から、作法が生まれ、参拝する礼儀作法が要求されることとなる。...
View Article笠沙の御前
○日向神話のクライマックスは何だろうか。それは地上神話の始まりであることは間違いない。つまり、天孫降臨神話が日向神話の最高潮だと言うわけである。 ○その天孫降臨神話に於ける至高の文言が次の詔であることも間違いない。 此処は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、 朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。 故、此処は甚吉き地。...
View Article笠沙の御前
○前回、『天孫降臨の世界山』と題して、霧島山高千穂峰の話を書いた。その中で、天孫降臨の神、彦火瓊々杵尊が、地上に降り立って、最初に発した言葉である、 此処は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、 朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。 故、此処は甚吉き地。
View Article竺紫日向之高千穂之久士布流多気
○天孫降臨の神、彦火瓊々杵尊が、地上に降り立って、最初に発した言葉、 此処は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、 朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。 故、此処は甚吉き地。...
View Article竺紫日向之高千穂之久士布流多気
○天孫降臨の神、彦火瓊々杵尊が、地上に降り立って、最初に発した言葉、 此処は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、 朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。 故、此処は甚吉き地。...
View Article中国失礼、求之四夷
○前回の最後に、 ○何とも見事な表現である。これが「三国志」の編者、陳壽の実力である。日本では愚弄されてば かりの陳壽だが、中国では偉大な史家として尊崇されている。もちろん、私も陳壽を尊敬して止まな い者の一人である。陳壽は恐ろしい史家である。それは「魏志倭人伝」を読めば判る。誰もそういう ふうに「魏志倭人伝」を読まない。そういう意味では陳壽は不幸な史家でもある。あまりに立派過ぎ...
View Article坊津と日本三津
○古代に於ける、日本の玄関口は何処だったのだろうか。それを裏付けるものとして、日本三津がある。ウィキペディアフリー百科事典には日本三津項目は存在せず、代わりに三津七湊項目の中で、日本三津を案内している。 三津七湊 三津七湊(さんしんしちそう)とは、室町時代末に成立した日本最古の海洋法規集である『廻船式 目』に、日本の十大港湾として記されている三津・七湊の港湾都市の総称。...
View Article坊津の彼方に
○前回、坊津が日本三津の筆頭であることを話した。その最後に、邪馬台国の主貿易港が坊津であったことを書いた。その先はどうなっているのか。気になる。今回は、そういう話をしたい。 ○その先がどうなっているかについては、以前に、次のように案内している。 ・坊津→硫黄島(56辧 ・硫黄島→口永良部島(36辧 ・口永良部島→吐噶喇列島口之島(59辧 ・吐噶喇列島口之島→吐噶喇列島中之島(14辧...
View Article再度、坊津の彼方に
○前回、ブログ『坊津の彼方に』を書いて、坊津の彼方に存在するのが硫黄島であることを話した。硫黄島は日本の古代史で避けては通れない。もっとも、未だそういうことをおっしゃる方は誰も居ないけれども。...
View Article遣唐使船南島路
○前回、ブログ『硫黄島が東シナ海のメインステージであった話』を書いた。建築士会南薩支部の30周年記念事業として作られた指標盤にある、 枕崎は東シナ海のメインステージである をもとに、話した。併せて、枕崎市観光協会のHPにある、 薩摩半島随一を誇る「火之神公園」 も参考にさせていただいた。...
View Article邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:前編
○昨日、2017年7月4日(火)午後0時から、たまたまテレビを見ていたら、「先人たちの底力 知恵泉▽邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう・前編」と言う番組があって、驚いた。NHK教育テレビである。それは再放送で、番組自体は先週6月27日(火)午後10時から放送されたものであった。...
View Article邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:後編
○インターネットで検索すると、番組案内が出ている。先に前回案内した『邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:前編』から、紹介したい。 先人たちの底力 知恵泉▽邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう・前編 【番組内容』 古代史“最大”の謎、邪馬台国のミステリーを題材に、歴史の楽しみ方の知恵を探る。九州説、...
View Article邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:総集編
○2017年7月4日(火)午後0時から放送されたNHK教育テレビの番組、『邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:前編』と、同じ日の午後10時から放送された『邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:後編』について、前々回、前回と話してきた。あまりに番組内容が酷い。それで、今回は、『邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:総集編』と題して、邪馬台国問題を考えてみたい。...
View Article邪馬台国はどこにある?
○NHK教育テレビの番組、『邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:前編』と『邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:後編』について、以下のブログで検証した。 ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう:前編』 https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41008018.html...
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