Quantcast
Channel: 古代文化研究所
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1914

枕詞「天降付く」が教えること:其九

$
0
0
○天孫降臨の世界山に、日本人として、初めて地上に降り立った天孫降臨の尊、彦火瓊々杵尊の詔である、
  此処は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。
  故、此処は甚吉き地。
が、何を意味するか。それは、次のようになることを述べた。
  ・日向国は中国本土に直結しているところで、硫黄島から薩摩半島を経て、今見えているように、
  開聞岳(耳成山)から桜島山(香具山)、霧島山(畝傍山)へと続いている。だから、この日向国
  より良い土地はない。よってここに住もうと思う。

○ここで、「此処は韓国に向ひ」は、「日向国は中国本土に直結しているところで」と訳した。それが具体的にはどういうことかをまだ案内していない。それは次のように案内される。
  ・邪馬台国→硫黄島(56辧
  ・硫黄島→口永良部島(36辧
  ・口永良部島→吐噶喇列島口之島(59辧
  ・吐噶喇列島口之島→吐噶喇列島中之島(14辧
  ・吐噶喇列島中之島→吐噶喇列島諏訪之瀬島(28辧
  ・吐噶喇列島諏訪之瀬島→吐噶喇列島悪石島(24辧
  ・吐噶喇列島悪石島→吐噶喇列島宝島(50辧
  ・吐噶喇列島宝島→舟山群島普陀山(600辧
  ・舟山群島普陀山→寧波(150辧
  ・寧波→会稽(100辧

○天孫降臨の世界山、霧島山高千穂峰から見えるのは開聞岳までである。昔は屋久島まで見えていたと言う話を山の先輩たちに聞くが、見たことが無いので、案内しようがない。その先にあるのが硫黄島である。

○彦火瓊々杵尊の詔の何処にも、硫黄島は記録されていないではないかとおっしゃるかも知れない。そのことを教えてくれるのが「笠沙の御前」である。現在、「笠沙の御前」が何処かを案内するものは、何も無い。唯一、当古代文化研究所だけが、そのことを次のように案内している。
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『笠沙の御前』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40999862.html

○この笠島を発見するだけでも、10年以上を要している。実は、笠島地名は日本中に存在する。そのほとんどは、辯才天信仰と関係している。そういうものを一つ一つ検証しないと、笠島が意味するものが見えて来ない。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1914

Trending Articles