西村茂樹の墓
○ホテルを出たのが9時ころで、本駒込の養源寺に着いたのは、10時くらいであった。本駒込の養源寺を書いたけれども、養源寺の住所は、文京区千駄木5丁目である。最寄りの駅が 本駒込であるに過ぎない。 ○ここには、安井息軒先生のお墓の他に、西村茂樹の墓も存在すると言う。ついでに、そちらへもお参りすることにした。安井息軒先生のお墓は、養源寺墓地の右手の奥に存在するが、西村茂樹の墓は左手の奥に存在した。...
View Article安井息軒先生碑銘
○安井息軒先生のお墓は、本駒込の養源寺に存在する。そこにある安井息軒先生碑銘を読もうとするのが今回、養源寺の安井息軒先生のお墓へお参りした理由である。 ○これまで、3回、養源寺の安井息軒先生のお墓へはお参りをしている。安井息軒先生碑銘を読みたかったのだが、なかなかそういう時間が無かった。幾らなんでも、そろそろ読むべきだろう。...
View Article安井息軒先生碑銘:概説
○随分久し振りに、安井息軒先生のお墓へお参りしてきた。安井息軒先生のお墓は、本駒込の養源寺に存在する。今回のお参りの目的は、安井息軒先生碑銘を読むことにあった。 ○本ブログを始めたのは、2007年12月である。それ以前にも2回ほど、安井息軒先生のお墓詣りしている。したがって、今回で4回目のお墓詣りではないか。本ブログでは、2008年のお参りでブログに書いている。...
View Article天降付く天の香具山の風景
○この話は、これまで何度となく繰り返している。それは枕詞「天降付く」の話である。万葉集に出現する枕詞に「天降付く」がある。辞書にもちゃんと載っている。大野晋の岩波古語辞典には、次のように説明している。 天降りつく [枕詞]香具山が天から降下したという伝説によって、「香具山」にかかる。 「天降りつく天の香具山霞立つ春に至れば」(万葉二五七)...
View Article枕詞「天降付く」が教えること
○昨日、2018年11月11日に、鹿児島県霧島市福山港にて、『天降付く天の香具山の風景』を見た。実に感動的な風景である。古代人も、この風景を見て感動し、枕詞「天降付く」を作った。その風景は、現代に於いても、十分に現代人を感動させる。...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其二
○前回、『枕詞「天降付く」が教えること』と題して、枕詞「天降付く」が鹿児島の桜島に掛かる以上、香具山は桜島であると言う話をした。 ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『枕詞「天降付く」が教えること』 https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41571780.html...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其三
○前々回、『枕詞「天降付く」が教えること』と題して、枕詞「天降付く」が鹿児島の桜島に掛かる以上、香具山は桜島であると言う話をした。そして前回、香具山が桜島である以上、畝傍山は霧島山だとするしかないと言う話をした。そうなると、今回は、大和三山の最後となる耳成山の話となる。 ○確認の為、再度、大和三山を案内しておく。 ・畝傍山(199.2m) ・香具山(152.4m)...
View Article韓国岳登山
○ブログを振り返って気付いたことだが、今年は全然山に登っていない。1月26日に高千穂峯に登ったきりである。こういう年も珍しい。開聞岳に一回も登っていないことも滅多に無いことである。 ○ちなみに、昨年2017年を振り返ると、 ・1月4日:高千穂峰夢が丘ルート登山 ・5月21日:肝付町三岳まいり登山(国見山・黒尊岳・甫与志岳) ・6月2日:霧島山大幡山登山 ・10月30日:高千穂峰登山...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其四
○2018年11月11日に、鹿児島県霧島市福山町で、天降付く天の香具山の風景を眺めることができた。ちょうど、午後4時30分ころから、5時10分くらいまでの時間帯であった。それはそれは感動的な風景であった。古代人がそれを、枕詞「天降付く」と形容したことが十分納得される風景であった。...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其五
○ここまで見て来たように、枕詞「天降付く」が教えてくれるように、香具山は、もともと日向国のものである。したがって、天降付く天の香具山の風景を見ることができるのは、日向国しかない。つまり、香具山が日向国にあるように、大和三山も日向国にあるのではないか。 ○
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其六
○枕詞「天降付く」が教えてくれるものとして、大和三山の話を続けている。今回お話するのは、日本人が地上に降り立って、最初に発した言葉についてである。その前に、日本人が最初に地上に降り立った場所が何処かについて、考えてみたい。...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其七
○前回の最後に、次のように書いた。 ・もちろん、私はその風景を何度も見ている。それが霧島山の高千穂峰から眺める夕陽の風景であ る。それがどうして、 此処は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。 故、此処は甚吉き地。 と表現されるのか。これはなかなか難しい問題であって、簡単には説明できない。霧島山の高千穂峰...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其八
○『枕詞「天降付く」が教えること』についても、すでに其七まで来た。まだまだ考えるべきことは幾らでもあるのだが、そういつまでも続ける余裕も無い。ただ、ここで考えておくべきことだけは、済ませておきたい。 ○今回、『枕詞「天降付く」が教えること:其八』として考える問題は、 やまとは くにのまほろば たたなづく あをがきやま こもれる やまとしうるはし 和歌についてである。...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其九
○天孫降臨の世界山に、日本人として、初めて地上に降り立った天孫降臨の尊、彦火瓊々杵尊の詔である、 此処は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。 故、此処は甚吉き地。 が、何を意味するか。それは、次のようになることを述べた。 ・日向国は中国本土に直結しているところで、硫黄島から薩摩半島を経て、今見えているように、...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其十
○『枕詞「天降付く」が教えること』と題してブログを書き続けているが、其十にまでなってしまった。それ程、枕詞「天降付く」が教えてくれることは多い。枕詞「天降付く」が教えてくれることとは、大和三山が何処に存在したかを証明することでもある。...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其十一
○邪馬台国三山の聳えるところが邪馬台国であることは言うまでも無い。「三国志」には、そういうことは皆目記録されていない。わすかにそれを暗示しているのが『卑弥呼の鬼道』ではないか。「三国志」に拠れば、卑弥呼は鬼道を事とし、能く衆を惑わしたとある。原文が気になる方もいらっしゃかと思うので、案内しておく。 其国本亦以男子為王住七八十年、倭国乱相攻伐歴年乃共立一女子為王。...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其十二
○『枕詞「天降付く」が教えること』も、其十二回を数える。枕詞「天降付く」が香具山だけに掛かる枕詞であり、それが鹿児島湾に浮かぶ桜島山である以上、大和三山は、もともと日向国のものとするしかない。 ・うねびやま=霧島山(1700叩 ・かぐやま=桜島山(1117叩 ・みみなしやま=開聞岳( 924叩...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其十三
○日向神話とは何か。それは大きく次の三つに分類されるのではないか。 ・天孫降臨神話 ・山幸海幸神話 ・神武東征 ○そういう日向神話の舞台が何処か。それもなかなかはっきりされていないのが、現在の日向神話の実状である。その責任が神話学者先生の怠慢にあることは、間違いない。もっとも、現在、まともに神話を研究されている学者先生がどれだけいらっしゃるか。甚だ疑問とするしかない。...
View Article枕詞「天降付く」が教えること:其十四
○当古代文化研究所の研究に拠れば、天孫降臨神話の舞台は、霧島山高千穂峰だと言うことになる。何故なら、日本最古の史書とされる「古事記」「日本書紀」の全記録を充当するところは、霧島山高千穂峰以外に考えられない。それは、次のように案内される。 「古事記」 竺紫日向之高千穂之久士布流多気(つくしのひむかのたかちほのくじふるたけ) 「日本書紀」本文 日向襲之高千穂峯(ひむかのそのたかちほのたけ)...
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