○2018年12月25日、12時ころに、甫与志岳姫門登山口に到着した。此処は、姫門川の源流で、峠となっている。峠を越えると、そこからは小田川の源流となっている。
○登山準備を済ませて、登山を始めたのは12時14分であった。登山道は尾根道を行く感じで、林間ながら、乾燥していて明るい。2016年5月、2017年5月と続けて、この道を甫与志岳から下っているから、おおよそ、道の様子は判っている。
○ただ、下るのと登るのでは大違いで、下った時に、この登山道を登るのは大変だろうと思っていたが、まったくその通りで、とにかく登りが急で、きつい。それが延々と続くのである。何ともしんどい思いをしながら、登った。
○2008年に、甫与志岳に登った時も正月4日だったから、冬で、ツバキの花がきれいだった。花を見るのではなくて、登山道にツバキの赤い花が落ちている。それで、ツバキの花が咲いていることを知ることができる。そういうところを何カ所も通るわけである。
○それから、赤い実があちこちと、たくさん生っているのを見掛けた。これがまた色鮮やかで、目を楽しませてくれる。きつい登りを和ませてくれるものであった。
○姫門からの甫与志岳登山道は、ほとんど尾根道を歩く。それも登りが厳しい。距離はそれほどでは無いけれども、登りの厳しさには苦しめられた。ここの登りの標準時間は60分とあったが、全くその通りで、12時14分に登り始め、山頂到着は13時14分であった。
○登山口には誰も居なかった。12月も25日などに、山登りする暇人も居ないのだろう。山頂に着くまで、誰一人遭わなかった。山頂にも、誰一人いない。何とも寂しい登山であった。
○天気は良かったのに、意外と展望が利かない。国見山がやっと見えるくらいで、高隅山も霞んでいたし、開聞岳や種子島も見えなかった。岸良の浜も霞んで見えた。
○山頂で昼食を済ませて、直下の祠を参拝し、14時ころに下山開始。登山口に到着したのは14時40分前だった。標準時間で下山したことになる。