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高隅山御岳と権現山

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○昨日、2019年5月2日に、思い立って、高隅山へ登って来た。登ったのは、御岳登山口から御岳山頂、それから妻岳を巻いて、スマン峠、小篦柄岳を経て、大篦柄岳まで行ってきた。8時45分ころに登り始めて、御岳登山口に帰って来たのは、午後4時過ぎだったから、7時間以上、山中に居たわけである。何とも、充実した登山と言うか、鍛えられた。年寄りには、厳しい山行であった。

○昨年12月27日に、肝属川河口に聳え立つ権現山に登った。
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『権現山:牟礼神社』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41709652.html

○権現山からは、肝属平野が一望される。何とも、雄大な景色である。それが狗奴国の風景であることを、誰もご存じ無い。
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『狗奴国の風景』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41710698.html

○実際、此処が天皇家の故郷でもある。眼下に見える肝属川河口の対岸の集落を柏原と言う。神武天皇が神武東征の旅に出た地がここである。現地には立派な石碑も建っている。
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『神武天皇御発航伝説地』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41712508.html

○肝属川河口の権現山から狗奴国の風景を眺めていると、ちょうど北の方角に霧島山の連山が見えるし、西の方角には高隅山が眺望される。権現山からは、高隅山が近いこともあって、天孫降臨の世界山、霧島山に決して遜色のない、堂々とした山容を見せている。

○肝属川河口の権現山から、そういう高隅山を眺めながら、ふと、以前登った高隅山御岳を思い出した。実は、高隅山御岳も、権現山と呼び称されているのである。高隅山御岳と、肝属川河口の権現山とは、実は、セットになっていることに気付かされた。

○それで、久し振りに、高隅山御岳へ登ってみようと思った次第である。日向国で、高隅山は見逃すことのできない、重要なところであると考える。そういうことを考えるには、まるで高隅山について、何もしらない。

○それで、高隅山について、学習した。
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『「麑藩名勝考」:高隅嶽』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41715333.html
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『三国名勝図会:高隅嶽(高隅)』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41715729.html
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『三国名勝図会:高隅嶽(新城)』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41716371.html
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『三国名勝図会:高隅嶽(鹿屋)』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41716725.html
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『三国名勝図会:高隅嶽(串良)』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41717448.html
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『三国名勝図会:高隅嶽(垂水)』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41718116.html
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『「薩隅日地理纂考」:高隅嶽』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41718759.html

○知っているようで、意外と、私たちは高隅山について、何もしらない。そのことに気付いただけでも、大収穫だった。それで丹念に諸書を探索したわけである。併せて、これまで6回、高隅山を訪問している。そのことについても、まとめてみた。
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『高隅山探訪』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41719553.html

○最後に高隅山を訪れたのは、何と2010年8月29日のことである。それでは何とも心許無い話である。それで今回、高隅山へ登ったわけである。もちろん、一回きりの訪問で済ませることはできない。取り敢えず、現段階での話を、まとめてみたい。

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