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富士山の木花之佐久夜毘売命

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○一年中で、富士山に登れるのは、わずか二ヵ月しかない。7月8月がその期間である。もちろん、富士山そのものは年中存在するわけだから、登ろうと思えば、何時でも登ることはできる。しかし、普通の人が普通に登ることができるのが7月8月だけだと言うことである。

○当古代文化研究所でも、もちろん、富士山へ登っている。それが2008年8月25日のことだった。もう10年以上も昔の話になる。そのことについては、以下のブログに書いている。
  ・書庫「山の博物誌」:ブログ『富士山に登るーその壱ー』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/15488707.html
  ・書庫「山の博物誌」:ブログ『富士山に登るーその弐ー』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/15495465.html

○その時、大勢の人々が夜中に富士山へ登るのを知って驚いた。夜中に山に登ると言うのは狂気の沙汰である。危険極まり無い。それも日本一の富士山である。そんな高い山に、わざわざ危険を冒してまでして、夜中に山に登ると言う。信じられない話である。

○普通、山登りと言えば、夜明けとともに行動して、午後3時か4時には行動を止めて夜に備えると言うのが常識だろう。それなのに、富士山では夜中に山に登ると言うのが常態化していると言う。とんでもない話である。

○もちろん、私はそういう危険なことはしない。日の出は山小屋前で遥拝し、それからゆっくり登山した。3000辰鯆兇校海覆蕁⊂姐后△修Δ垢戮だろう。しかし、人々はそうしない。

○その理由も、はっきりしている。それは山頂で日の出を遥拝するために、そういう危険な山登りをしているわけである。それも、普段、山登りとはまるで関係なさそうな人々が多い。それなら、尚更、危険だろう。

○そこまでして、どうして人々は夜中に富士登山をするのか。それは富士山信仰に基づくものであることは言うまでも無い。昔、富士講と言うのが存在して、そこでこういう変な文化が誕生したのであろう。

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