○日向神話は、大きく次の三話になるのではないか。
・天孫降臨神話
・海幸山幸神話
・神武東征神話
○前回、天孫降臨神話として、『天孫降臨の世界山』の話をした。天孫降臨の世界山が霧島山高千穂峯だと言う話であった。天孫降臨の世界山がどういう山であるか。これは日本人にとって、極めて興味深い話だとするしかない。
○その天孫降臨した日本人最初の人物を「古事記」では『番能邇邇芸命』と案内し、「日本書紀」では『彦火瓊瓊杵尊』と紹介している。この彦火瓊瓊杵尊が最初の日本人だと言うことになる。その最初の日本人が天上世界から地上に降り立ったところが『天孫降臨の世界山』となる。
○前回、その『天孫降臨の世界山』について案内した。それが霧島山高千穂峯である。『天孫降臨の世界山』がどのような山であるかについては、「古事記」と「日本書紀」が教えてくれる。「古事記」と「日本書紀」が記録する『天孫降臨の世界山』は、次のようになる。
「古事記」 竺紫日向之高千穂之久士布流多気(つくしのひむかのたかちほのくじふるたけ)
「日本書紀」本文 日向襲之高千穂峯(ひむかのそのたかちほのたけ)
槵日二上天浮橋(くしひのふたがみのあまのうきはし)
一書 |淹臚眄虔槵觸之峯(つくしのひむかのたかちほのくじふるのたけ)
一書◆‘槵日高千穂之峯(ひむかのくしひのたかちほのたけ)
一書 日向襲之高千穂槵日二上峯天浮橋(ひむかのそのたかちほのくしひのふたがみの たけのあまのうきはし)
一書ぁ‘映傾眄虔翕沙格覆劼爐のそのたかちほのそほりのやまのたけ)
○この記録は全て『天孫降臨の世界山』を案内したものである。したがって、この記録全てに合致する山が『天孫降臨の世界山』であることは、当たり前である。それは霧島山高千穂峯でしかあり得ない。
○その『天孫降臨の世界山』に、最初の日本人である彦火瓊瓊杵尊が降り立ち、最初に発言した言葉は次のようだったと「古事記」は記録している。何しろ、日本人最初の言葉である。聞く価値は十分あると考える。
此処は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、
朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。
故、此処は甚吉き地。
○ただ、世の歴史学者先生は、この言葉が何を意味するかを、まるで考えようとなさらない。それはある意味、当たり前のことなのかも知れない。世の歴史学者先生は、日本人最初の言葉が発せられた『天孫降臨の世界山』が何処かもご存じ無いし、それがどういう風景であるかは、もちろん見たことも無いし、ご存じ無い。それでは、到底、最初の日本人である彦火瓊瓊杵尊が何を言いたかったかを知ることはできない。
○それに、彦火瓊瓊杵尊のこの言葉を理解するには、相当のエネルギーが必要となる。まず、「古事記」と「日本書紀」を何度も読み、『天孫降臨の世界山』が何処であるかを規定することから始めなくてはならない。これが一仕事である。
・天孫降臨神話
・海幸山幸神話
・神武東征神話
○前回、天孫降臨神話として、『天孫降臨の世界山』の話をした。天孫降臨の世界山が霧島山高千穂峯だと言う話であった。天孫降臨の世界山がどういう山であるか。これは日本人にとって、極めて興味深い話だとするしかない。
○その天孫降臨した日本人最初の人物を「古事記」では『番能邇邇芸命』と案内し、「日本書紀」では『彦火瓊瓊杵尊』と紹介している。この彦火瓊瓊杵尊が最初の日本人だと言うことになる。その最初の日本人が天上世界から地上に降り立ったところが『天孫降臨の世界山』となる。
○前回、その『天孫降臨の世界山』について案内した。それが霧島山高千穂峯である。『天孫降臨の世界山』がどのような山であるかについては、「古事記」と「日本書紀」が教えてくれる。「古事記」と「日本書紀」が記録する『天孫降臨の世界山』は、次のようになる。
「古事記」 竺紫日向之高千穂之久士布流多気(つくしのひむかのたかちほのくじふるたけ)
「日本書紀」本文 日向襲之高千穂峯(ひむかのそのたかちほのたけ)
槵日二上天浮橋(くしひのふたがみのあまのうきはし)
一書 |淹臚眄虔槵觸之峯(つくしのひむかのたかちほのくじふるのたけ)
一書◆‘槵日高千穂之峯(ひむかのくしひのたかちほのたけ)
一書 日向襲之高千穂槵日二上峯天浮橋(ひむかのそのたかちほのくしひのふたがみの たけのあまのうきはし)
一書ぁ‘映傾眄虔翕沙格覆劼爐のそのたかちほのそほりのやまのたけ)
○この記録は全て『天孫降臨の世界山』を案内したものである。したがって、この記録全てに合致する山が『天孫降臨の世界山』であることは、当たり前である。それは霧島山高千穂峯でしかあり得ない。
○その『天孫降臨の世界山』に、最初の日本人である彦火瓊瓊杵尊が降り立ち、最初に発言した言葉は次のようだったと「古事記」は記録している。何しろ、日本人最初の言葉である。聞く価値は十分あると考える。
此処は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、
朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。
故、此処は甚吉き地。
○ただ、世の歴史学者先生は、この言葉が何を意味するかを、まるで考えようとなさらない。それはある意味、当たり前のことなのかも知れない。世の歴史学者先生は、日本人最初の言葉が発せられた『天孫降臨の世界山』が何処かもご存じ無いし、それがどういう風景であるかは、もちろん見たことも無いし、ご存じ無い。それでは、到底、最初の日本人である彦火瓊瓊杵尊が何を言いたかったかを知ることはできない。
○それに、彦火瓊瓊杵尊のこの言葉を理解するには、相当のエネルギーが必要となる。まず、「古事記」と「日本書紀」を何度も読み、『天孫降臨の世界山』が何処であるかを規定することから始めなくてはならない。これが一仕事である。