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2015年初登山:高千穂峰

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○2015年を迎え、その冒頭では、何かお目出度い話でも書きたい。そう思って、書庫「邪馬台国三山」を開設し、邪馬台国がどんな国であったかを明らかにしようと思った。何しろ、日本創生期の時代の話であるから、年頭に相応しいのではないか。

○私たち日本人が何処に出現し、現在があって、これから何処へ向かおうとしているのか。その根源を辿ろうと言う、何とも壮大な話である。うまくまとめることが出来るかどうか、甚だ不安ではあるけれども、ある程度の材料は、これまで収集している。

○プロローグとして書いた前回のブログ『邪馬台国三山』に案内したように、邪馬台国三山とは、
  ・霧島山(1700叩
  ・桜島山(1117叩
  ・開聞岳(924叩
を意味する。大和国に大和三山が存在するように、邪馬台国には邪馬台国三山が存在する。と言うか、もともと邪馬台国に邪馬台国三山が存在していたのを、そっくりそのまま移したのが大和国の大和三山である。

○もっとも、誰もそういうことを話しない。現代の日本では、大和三山でさえ、満足に研究されていない状態なのである。本ブログでは前に紹介していることだが、これまで、大和三山に六回出掛け、実際に登っている。
  第一回  平成4年3月28日
  第二回  平成15年8月11日
  第三回  平成17年5月10日
  第四回  平成21年3月29日
  第五回  平成22年4月3日
  第六回  平成23年4月29日
だから、大和三山がどういう山であるかは、熟知しているつもりである。知らないことを話したところで、益は少ない。

○そういう検証を重ねて来た結果、大和三山はレプリカであって、本物の大和三山が別に存在することを確信するに至った。しかし、大和三山が二つもあると紛らわしい。それで、大和国のものを従来通り、大和三山とし、本物の大和三山を邪馬台国三山と呼ぶこととした。

○もともと、大和国と邪馬台国とは、同じものである。南九州に存在した呼称が奈良県へと移動したに過ぎない。分かり易く言うと、三世紀のものが邪馬台国で、南九州に存在した国で、それ以外のものは大和国で、奈良県に存在する国であると言えよう。

○何しろ、邪馬台国の呼称は、陳寿の「三国志」に限定される呼称である。現代では邪馬台国が考古学者先生に拠って、随分、安売りされているけれども。それが全て贋物であることも間違いない。

●閑話休題、昨年に引き続き、2015年正月9日に、霧島山高千穂峰へ登って来た。霧島山高千穂峰ほどお目出度い山は、日本には存在しない。何しろ、天孫降臨の世界山であり、邪馬台国三山の筆頭が霧島山高千穂峰なのであるから。

●我が家を出発したのが午後1時頃で、途中、コンビニで飲料食料を調達した後、登山口のある高千穂河原を目指す。我が家から高千穂河原までは、距離にして約35劼任△襦9眄虔羃聾凝紊聾畍紕瓜苅科であった。登山準備を終えて、ちょうど午後2時頃に登山開始。

●高千穂河原で会った登山客の話では、五組ほどの登山客が山に居るとのこと。登り出してすぐに、三組ほどの登山客に出遭った。結局、この日、会ったのは高千穂河原の人を含めて四組であった。

●その中の一組はご老人六人組で、「今から高千穂へ登るのか」と不審がられた。「登るのに90分で、下りが60分だから、5時には降りてますよ」と答えると、驚いていた。山に馴染みの無い方には山の行程が想像出来ないのであろう。

●20分ほどの林道を抜けると、いよいよガレ場である。このガレ場を30分ほど登ると、御鉢へ辿り着く。標高で言うと、高千穂河原が標高960叩▲レ場下が1060叩御鉢の縁が1300辰砲覆襦

●御鉢の縁へ着くと、ようやく高千穂峰山頂が見える。御鉢の縁を歩いて半周する。ガレ場と違って、楽な道だが、結構な坂で、標高差は120から130辰發△襦8翦と高千穂峰の間に祠が存在し、ここが霧島神宮の奥宮である。標高は1408叩G呂稜悗箸盡世Δ掘賽の河原とも言う。

●高千穂峰の標高は1574叩3惺擦任蓮悒ぅ船乾淵掘戮閥気錣襦およそ170辰曚匹療个蠅任△襦ここから先は、冬場には、凍結していることが多いので、十分用心して登った。

●山頂到着は午後3時30分で、ぴったり90分で登山出来た。ガレ場から誰一人出遭わなかった。寂しい登山だと思われるかも知れないが、高千穂峰登山は、この時間帯が最高なのを多くの方はご存じ無い。もっとも、山に慣れていないとお勧め出来ない。

●それは高千穂峰で、最も美しいのは夕陽であるからである。高千穂河原から東へ向かって登山するから、ずっと背面に夕陽が存在する。夏場は大変だが、冬場は助かる。疲れたら、雄大な夕景色を眺めて休むことが出来る。

●この日は、天気も良くて、最高の登山日和であった。ただ、途中から風が強くなり、難儀した。山頂は多分、マイナス5度か10度の体感気温であった。ダウンウエアを着て、防寒対策は万全のつもりだったが、手袋を着用していても手先が痛かった。

●頑張って、30分ほど、山頂からの景色を楽しんだ。昨年2014年の中秋の名月は9月8日で、この日、中秋の名月を高千穂峰山頂で、一人で眺めた。それ以来の高千穂登山であった。
  ・書庫「無題」:ブログ『2014年の仲秋の名月』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/39089296.html

●昨年の高千穂峰初登山は、以下に書いている。
  ・書庫「天孫降臨の世界山」:ブログ『2014年初登山:高千穂峯に登る』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/38465917.html

●以前、高千穂峰からの夕景色を撮ろうとして、登った際、高千穂峰の影富士を見て感動した。今回も同じような高千穂峰の影富士を見ることが出来た。こういう風景は、午後から登らないとお目に掛かれない。

●午後4時に下山開始。午後5時に無事下山。帰り道、西岳の湯穴温泉に立ち寄り、ゆったりとお湯に浸かってから午後7時に帰宅。家を出て帰り着くまで、ちょうど6時間であった。

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