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耳成山登山

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○2017年9月5日(火)に、久し振りに奈良県橿原市を訪れ、大和三山へ登ってきた。当日の夕方には伊丹空港から宮崎へ帰る予定だったので、途中はタクシーを利用するしかなかった。これまで大和三山登山は、全行程徒歩で行ってきたのに、非常に残念なことであった。

○この日は三重県の鳥羽に泊まっていたので、近鉄で鳥羽駅を8時18分の特急で出立したところ、大和八木駅到着は9時46分であった。これまでの大和三山登山は、ほとんど畝傍山⇒香具山⇒耳成山の順に登っていた。今回は耳成山⇒香具山⇒畝傍山の順に登ることにする。大和八木駅からは、その方が都合が良かったからである。

○2017年9月5日9時50分過ぎに、タクシーで大和八木駅を出て、耳成山へ向かう。今回お世話になった運転手さんは地元明日香村出身で、小さい頃、石舞台で遊んでいたとおっしゃる。私にとっては願っても無い方であった。

○10時02分に耳成山の北西の登山口に到着した。タクシーの運転手さんには耳成山の南側登山口へ回ってもらうようお願いして、登山開始。耳成山の麓の標高は65辰曚匹任△襦それに対して、耳成山の標高は139、3叩だから、耳成山登山は実質74、3辰鯏个襪海箸砲覆襦

○耳成山には東側・南側・西側の三か所の登山口が存在する。周囲は完全に住宅街となっているから、山と言うより、神社の森の感じで、南側には古池が存在するから、ほとんど公園に近い。

○西側登山口には、耳無井が存在し、空海所縁の井戸であると言う。道がそのまま登山道となって山中に続いている。ちょうど、耳成山を右回りになるように登って行く感じである。途中、山を周回する道路に出る。右回りが上に行くのでその道にしたがって登る。すぐに耳成山口神社へ到着する。

○耳成山口神社の手前に上へ登る道がある。耳成山山頂は、ちょうど耳成山口神社の裏側になるので、上へ登る道を登る。すぐ上が山頂である。西側登山口を出発したのが10時02分。耳成山山頂到着は10時12分であったから、10分で登れたことになる。

●ちなみに、ウィキペディアフリー百科事典が案内する耳成山は、次の通り。
      耳成山
   耳成山(みみなしやま)は、奈良盆地の南部に位置する奈良県橿原市にある山。山の標高は139.6
  メートルだが、山頂にある三角点の標高は139.2メートルである。大和三山の一つで、最も北に位置
  する。歴史的風土特別保存地区と国の名勝に指定されている。
   山の南部には耳成山公園(5,222平方メートル)が整備され、市民の憩いの場であり春には桜の名
  所となっている。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%B3%E6%88%90%E5%B1%B1

●橿原市のHPが案内する耳成山は、次の通り。
      耳成山
   平成17年に名勝指定された大和三山(やまとさんざん)と呼ばれる香具山(かぐやま)・畝傍山
  (うねびやま)・耳成山(みみなしやま)のうちの1つです。
   標高139.7m。火山の噴火で生まれた独立峰で、瀬戸内火山帯に属しています。
   万葉集では、「耳梨山」と書かれていました。風変わりな名前ですが、山の形からすると「耳無
  し」で、山裾のない、真ん丸い山ということになります。実際は、どの方向から見てもきれいな円
  錐形で耳成(余分なところがまったくない)というネーミングがぴったりのような感じがします。
  中腹に耳成山口神社があり、南麓に桜の美しい耳成山公園があります。
   万葉集では、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が大和三山のことを詠んだ歌があります。
   「香具山は 畝火ををしと 耳梨と 相あらそひき 神代より 斯くにあるらし 
    古昔も 然にあれこそ うつせみも 妻をあらそふらしき」
  http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/miminashiyama.html

◎上記説明に、
   万葉集では、「耳梨山」と書かれていました。風変わりな名前ですが、山の形からすると「耳無
  し」で、山裾のない、真ん丸い山ということになります。実際は、どの方向から見てもきれいな円
  錐形で耳成(余分なところがまったくない)というネーミングがぴったりのような感じがします。
と言うふうに、耳成山の名の由来は説かれることが多い。とんでもない話である。耳成山の名は、他所から持ち込まれた地名であって、此処で説明することはできない。この話は、長くなるので、別に書くことにする。

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