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Channel: 古代文化研究所
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吾平山上陵参詣道

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○これまで、吾平山上陵には、幾度となくお参りしている。数えたことはないけれども、10回くらいにはなるのではないか。2018年12月25日に、随分久し振りに、吾平山上陵へお参りした。

○今回の吾平山上陵参詣の目的は、神代三山陵巡りである。すなわち、神代三山陵を、吾平山陵から可愛山陵、高屋山陵と順次、お参りしようと、目論んだわけである。もちろん、その根底にあるのが、内之浦三岳参りであることは、言うまでもない。

○私見で申し訳無いけれども、内之浦三岳参りは、もともと神代三山陵巡りだったと思われてならない。そうだとすれば、内之浦三岳参りが、どれだけ、凄い宗教行事であったかが判ると言うものである。祖霊信仰で、日本で、これより古いものは考えられない。

○それに、肝付町合併10周年記念「三岳まいり」に、2016年2017年と参加させていただき、2018年の今年も大いに期待していた。それが開催されなかった。まことに残念でならない。内之浦三岳参りの案内には、次のように案内している。
      三岳登山
   三度まいれば妻めとる?
   国見・甫与志(ほよし)・黒尊(くろそん)の三山を総称で三岳と呼びます。三岳の中でも一級三
  角点である甫与志岳が最高峰であり、多くの登山客が詰めかけ、山頂には記念碑が多く見られます。
   山頂は360度の大パノラマが展開し、天気の良い日には種子島・開聞岳を望むこともできます。3月
  にはアケボノツツジも開花し、この時期が登山客のピークを迎えます。
   また、この三山にはそれぞれ祠があり、三岳縦走と呼ばれる縦走登山中に三つの祠を回ることがで
  きれば妻をめとるという言い伝えがあり、そのために昔の若者は縦走し結婚を祈願しました。
   ちなみに三つの山の三角点は、旧内之浦町と旧高山町の町境に位置しており、この二町が合併し肝
  付町となったのも頷けるような気がします。
  https://kimotsuki-town.jp/kanko/spot/2068.html

○来年には70歳になる老人なので、今さら、『三度まいれば妻めとる?』は必要ないけれども、せっかく2016年2017年と続けたのである。せめて、2018年も実行したいと言うのが、人情だろう。それに、嘗ての神代三山陵巡りを確認してみたい。

○そういうつもりで、最初に、彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊お御陵である吾平山上陵へ参詣した。前回、案内した白尾國柱著「麑藩名勝考」に、詳細な吾平山上陵があった。とにかく、白尾國柱がよく勉強しているのに、感心させられた。それを読んで、吾平山上陵へ参詣するのが、もっとも良いのではないか。

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