○昨日、崔致遠の『夢中作』詩を読んでいて、詩人崔致遠の崇高な世界を楽しんでいた。折しも、フランスでテロが発生し、それに抗議する大規模なデモの様子をマスコミが伝えているのを見た。
○そのデモの様子を見ながら、今回のテロがどういう理由で発生したかを考えれば、どう考えても、非はフランス人にあると言うしかない。
○人の崇高な信仰を冒涜することは、決して許されることではあるまい。フランスでは既に神は死んでいるのかも知れないけれども、世界には現在でも信仰に生きる人は多い。
○そういう人の信仰心を冒涜することは、最初から喧嘩を売っているのと同じだろう。フランス国内のことだからと言って、それが許される時代では無い。世界のグローバル化とは、そういうことだろう。
○そう思い、昨日、そのようなつまらない話を書いた。詩人崔致遠には、まるで相応しく無い話である。ところが、今朝、起きて新聞を読んで、再び驚かされた。
○2015年1月14日の朝日新聞コラム「天声人語」に、次のような記事が掲載されているではないか。
七五三をはじめ、子の成長の節目は色々ある。近頃は「二分の一成人式も」もよく聞く。はたちの
半分の10歳を記念して、学校や地域で祝ったり、夢を発表し合ったりする。「やさしい人になって
困っている人を助けたい」。そんな女の子の記事が、何年か前にあった。
▼その少女も10歳前後だったと伝えられる。夢もあったろうに、爆発物を体に巻いて爆死した。爆
発はアフリカ、ナイジェリア北東部の市場で起き、大勢を捲き込んだ。別の市場でも若い女性二人が
爆死した。
▼遠隔操作で爆発させた疑いがあるそうだ。イスラム過激派「ボコ・ハラム」が、少女らを「人間爆
弾」にしているとの見方がある。西洋の教育を敵視する組織は去年、200人以上の女生徒らを誘拐
した。
▼かつて先輩記者が書いた本に、一人の少女が出てくる。シエラレオネという国で、制服のまま学校
から集団で拉致された。11歳で銃を持たされ、兵士にさせられたという。大人の男の非道と少女の
不憫に、胸がつぶれる心地になる。
▼残忍きわまる男たちも、もとは無理やり少年兵にされた者かもしれない。背景には貧困と無知、憎
悪の連鎖、武器商人の暗躍もあろう。小さき者の未来が醜悪な歯に砕かれる図は、同じ地上の現実と
して耐えがたい。
▼フランスの悲劇は世界の悲劇になった。ならばアフリカに爆発音を残して消えた少女の死も、世界
の悲劇なのだとは思えまいか。「やさしい人になって困っている人を助けたい」―――そんな女の子
だったかも知れぬ。
○こういう想像に想像を重ねた文を、よく天下の朝日新聞が掲載するものだと感心する。それに、この文は朝日新聞の顔とも言える「天声人語」の文である。この文の中に、果たして、真実が幾ら存在するのだろうか。
・遠隔操作で爆発させた疑いがあるそうだ。~~~真実では無い~~~
・イスラム過激派「ボコ・ハラム」が、少女らを「人間爆弾」にしているとの見方がある。
~~~真実では無い~~~
・11歳で銃を持たされ、兵士にさせられたという。~~~真実では無い~~~
・大人の男の非道と少女の不憫に、胸がつぶれる心地になる。~~~感想~~~
・残忍きわまる男たちも、もとは無理やり少年兵にされた者かもしれない。~~~真実では無い~~
・背景には貧困と無知、憎悪の連鎖、武器商人の暗躍もあろう。~~~真実では無い~~~
・小さき者の未来が醜悪な歯に砕かれる図は、同じ地上の現実として耐えがたい。~~~感想~~~
・ならばアフリカに爆発音を残して消えた少女の死も、世界の悲劇なのだとは思えまいか。
~~~真実ではない~~~
・「やさしい人になって困っている人を助けたい」―――そんな女の子だったかも知れぬ。
~~~真実ではない~~~
○こういうふうに、分析すると、この文にはほとんど真実は無いことが判る。想像と感想の羅列で構成された全くの感想文に過ぎない。朝日新聞では、禄に点検も検閲もなされないことが証明される。これでは小学生の感想文にだって負ける。
○鹿児島県姶良市加治木町反土に大隅国安国寺があって、南浦文之玄昌のお墓が存在する。立派な碑文が建っているが、大正二年歳在癸丑十月に西村時彦によって書かれたものとある。
・書庫「鹿児島を彩る人々」:ブログ『文之和尚碑銘 其の二』
http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/10359386.html
○明治や大正時代、朝日新聞の主筆はこのような文をものしている。西村時彦が、2015年1月14日の「天声人語」を読んだら、何と言うだろうか。
○本ブログでは、前に、「2014年9月13日の天声人語」を書いたばかりである。
・書庫「「おしえて邪馬台国」の不思議」:ブログ『2014年9月13日の天声人語』
http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/39104488.html
○何ともお粗末な記事を読まされ、うんざりしている。それでもちゃんと購読料を払っているのが悲しい。
○そのデモの様子を見ながら、今回のテロがどういう理由で発生したかを考えれば、どう考えても、非はフランス人にあると言うしかない。
○人の崇高な信仰を冒涜することは、決して許されることではあるまい。フランスでは既に神は死んでいるのかも知れないけれども、世界には現在でも信仰に生きる人は多い。
○そういう人の信仰心を冒涜することは、最初から喧嘩を売っているのと同じだろう。フランス国内のことだからと言って、それが許される時代では無い。世界のグローバル化とは、そういうことだろう。
○そう思い、昨日、そのようなつまらない話を書いた。詩人崔致遠には、まるで相応しく無い話である。ところが、今朝、起きて新聞を読んで、再び驚かされた。
○2015年1月14日の朝日新聞コラム「天声人語」に、次のような記事が掲載されているではないか。
七五三をはじめ、子の成長の節目は色々ある。近頃は「二分の一成人式も」もよく聞く。はたちの
半分の10歳を記念して、学校や地域で祝ったり、夢を発表し合ったりする。「やさしい人になって
困っている人を助けたい」。そんな女の子の記事が、何年か前にあった。
▼その少女も10歳前後だったと伝えられる。夢もあったろうに、爆発物を体に巻いて爆死した。爆
発はアフリカ、ナイジェリア北東部の市場で起き、大勢を捲き込んだ。別の市場でも若い女性二人が
爆死した。
▼遠隔操作で爆発させた疑いがあるそうだ。イスラム過激派「ボコ・ハラム」が、少女らを「人間爆
弾」にしているとの見方がある。西洋の教育を敵視する組織は去年、200人以上の女生徒らを誘拐
した。
▼かつて先輩記者が書いた本に、一人の少女が出てくる。シエラレオネという国で、制服のまま学校
から集団で拉致された。11歳で銃を持たされ、兵士にさせられたという。大人の男の非道と少女の
不憫に、胸がつぶれる心地になる。
▼残忍きわまる男たちも、もとは無理やり少年兵にされた者かもしれない。背景には貧困と無知、憎
悪の連鎖、武器商人の暗躍もあろう。小さき者の未来が醜悪な歯に砕かれる図は、同じ地上の現実と
して耐えがたい。
▼フランスの悲劇は世界の悲劇になった。ならばアフリカに爆発音を残して消えた少女の死も、世界
の悲劇なのだとは思えまいか。「やさしい人になって困っている人を助けたい」―――そんな女の子
だったかも知れぬ。
○こういう想像に想像を重ねた文を、よく天下の朝日新聞が掲載するものだと感心する。それに、この文は朝日新聞の顔とも言える「天声人語」の文である。この文の中に、果たして、真実が幾ら存在するのだろうか。
・遠隔操作で爆発させた疑いがあるそうだ。~~~真実では無い~~~
・イスラム過激派「ボコ・ハラム」が、少女らを「人間爆弾」にしているとの見方がある。
~~~真実では無い~~~
・11歳で銃を持たされ、兵士にさせられたという。~~~真実では無い~~~
・大人の男の非道と少女の不憫に、胸がつぶれる心地になる。~~~感想~~~
・残忍きわまる男たちも、もとは無理やり少年兵にされた者かもしれない。~~~真実では無い~~
・背景には貧困と無知、憎悪の連鎖、武器商人の暗躍もあろう。~~~真実では無い~~~
・小さき者の未来が醜悪な歯に砕かれる図は、同じ地上の現実として耐えがたい。~~~感想~~~
・ならばアフリカに爆発音を残して消えた少女の死も、世界の悲劇なのだとは思えまいか。
~~~真実ではない~~~
・「やさしい人になって困っている人を助けたい」―――そんな女の子だったかも知れぬ。
~~~真実ではない~~~
○こういうふうに、分析すると、この文にはほとんど真実は無いことが判る。想像と感想の羅列で構成された全くの感想文に過ぎない。朝日新聞では、禄に点検も検閲もなされないことが証明される。これでは小学生の感想文にだって負ける。
○鹿児島県姶良市加治木町反土に大隅国安国寺があって、南浦文之玄昌のお墓が存在する。立派な碑文が建っているが、大正二年歳在癸丑十月に西村時彦によって書かれたものとある。
・書庫「鹿児島を彩る人々」:ブログ『文之和尚碑銘 其の二』
http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/10359386.html
○明治や大正時代、朝日新聞の主筆はこのような文をものしている。西村時彦が、2015年1月14日の「天声人語」を読んだら、何と言うだろうか。
○本ブログでは、前に、「2014年9月13日の天声人語」を書いたばかりである。
・書庫「「おしえて邪馬台国」の不思議」:ブログ『2014年9月13日の天声人語』
http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/39104488.html
○何ともお粗末な記事を読まされ、うんざりしている。それでもちゃんと購読料を払っているのが悲しい。