辯才天信仰と道祖神
○『辯才天信仰とは何か。』から、『辯才天信仰と観音信仰』、『辯才天信仰と修験道』、『辯才天信仰と弥山』、『辯才天信仰と出雲神』と見て来ている。今回、問題にするのは、『辯才天信仰と道祖神』についてである。 ○『辯才天信仰と道祖神』について考えて来た経歴はけっこう古い。2007年には宮城県名取市愛島笠島を訪れ、笠島道祖神へ参拝した。その時、感じたのが『辯才天信仰と道祖神』であった。
View Article辯才天信仰と大山祇神
○『辯才天信仰とは何か。』から、『辯才天信仰と観音信仰』、『辯才天信仰と修験道』、『辯才天信仰と弥山』、『辯才天信仰と出雲神』、『辯才天信仰と道祖神』と見て来ている。今回、問題にするのは、『辯才天信仰と大山祇神』についてである。 ○辯才天信仰は仏教だが大山祇神は神様である。だから、当然、存在する宗教は神仏混淆だと言うことになる。日本の辯才天信仰の特徴は、この神仏混淆の宗教だと言うことだろう。...
View Article辯才天信仰と木花開耶姫
○前回、『辯才天信仰と大山祇神』について書いた。硫黄島が辯才天信仰の故郷であると同時に、大山祇神の故郷でもあると言う話であった。それだけで十分興味深い話だが、今回話題にするのは、大山祇神のその後である。 ○大山祇神のその後と言えば、当然、大山祇神の娘の話となる。大山祇神の娘が誰か、ご存じだろうか。大山祇神は木花開耶姫と申し上げる。
View Article辯才天信仰と彦火瓊々杵尊
○前回、『辯才天信仰と木花開耶姫』と題して書いたのだから、次は『辯才天信仰と彦火瓊々杵尊』だろう。しかし、よくよく考えると、『辯才天信仰と彦火瓊々杵尊』で何が書けるか。大いに疑問と言うしかない。...
View Article木花開耶姫の故郷
○『辯才天信仰と木花開耶姫』から『辯才天信仰と彦火瓊々杵尊』と書いている。そういう木花開耶姫は何処に存在していたのか。誰もそういう話をしない。此処ではそういう話を書いてみたい。 ○まずは、木花開耶姫がどういう人物であったかである。一応、ウィキペディアフリー百科事典を眺めてみたい。 コノハナノサクヤビメ...
View Article大山祇神と木花開耶姫
○ここのところ、ずっと辯才天信仰の話を続けて来た。その後、木花開耶姫に話の中心が移りつつある。それは大山祇神から木花開耶姫へと続く流れが存在するからと考えるからである。何故か、「古事記」や「日本書紀」はそういう歴史を深く語ろうとしない。それは極めて意図的な所業だと言わざるを得ない。今回はそういう話をしたい。
View Article卑弥呼の登場
○前回、『大山祇神と木花開耶姫』の話を書いた。「古事記」や「日本書紀」に拠れば、大山祇神と木花開耶姫の関係は親子となっている。しかし、実際は一族の子供だったのではあるまいか。...
View Article「魏志倭人伝」が案内する日向国
○前回、『魏志倭人伝』が案内する倭国と倭国の女王、卑弥呼の話を書こうとしているのだけれども、まだ中途半端なままであるのが悲しい。なかなか時間が無くて、話を展開できないでいる。今回は、前回の続きで、「魏志倭人伝」が案内する日向国を紹介したい。 ○日向地名が何を意味するか。このことについては、「日本書紀」景行天皇紀に、次のように載せる。
View Article日向国と邪馬台国
○『卑弥呼の登場』から『「魏志倭人伝」が案内する日向国』と話を続けている。これらから邪馬台国が何処に存在したかは、既に明らかとなっている。しかし、日向国と邪馬台国との関係については、一回は整理しておく必要がある。...
View Article邪馬台国と狗奴国
○『卑弥呼の登場』から『「魏志倭人伝」が案内する日向国』、『日向国と邪馬台国』と話を続けている。「魏志倭人伝」は投馬国と邪馬台国、狗奴国の三国をまとめて案内している。つまり、投馬国の先に邪馬台国が存在し、邪馬台国の南に狗奴国が存在すると言う。 ○最初に邪馬台国を紹介したから、続けて案内するのは狗奴国となる。邪馬台国とは敵対関係にあった国でとして、「魏志倭人伝」は狗奴国を案内している。
View Article邪馬台国と投馬国
○『卑弥呼の登場』から『「魏志倭人伝」が案内する日向国』、『日向国と邪馬台国』、『邪馬台国と狗奴国』と話を続けている。「魏志倭人伝」は投馬国と邪馬台国、狗奴国の三国をまとめて案内している。つまり、投馬国の先に邪馬台国が存在し、邪馬台国の南に狗奴国が存在すると言う。 ○前々回、『日向国と邪馬台国』で邪馬台国を案内し、前回、『邪馬台国と狗奴国』で狗奴国を案内してきた。そうなると、次に来るのは投馬国しかない。
View Article倭国三十国
○「魏志倭人伝」に拠れば、魏国が認識する倭国には三十国が存在したと言う。具体的には、次のような国々である。 ・狗邪韓国・対馬国・壱岐国・末蘆国・伊都国 ・奴国・不弥国・投馬国・邪馬台国・狗奴国 ・斯馬国・巳百支国・伊邪国・都支国・邇奴国 ・好古都国・不呼国・姐奴国・対蘇国・蘇奴国 ・呼邑国・華奴蘇奴国・鬼国・為吾国・鬼奴国 ・邪馬国・躬臣国・巴利国・支惟国・烏奴国...
View Article邪馬台国・狗奴国・投馬国
○ここまで、ブログ『「魏志倭人伝」が案内する日向国』から『日向国と邪馬台国』、『邪馬台国と狗奴国』、『邪馬台国と投馬国』、『倭国三十国』と続けている。ただ、なかなか話をまとめる時間がなくて困っている。...
View Article再度、「おしえて邪馬台国」の不思議
○朝日新聞の特集記事に「おしえて邪馬台国」がある。何とも不定期な記事で、ここのところ、半年以上更新されていない。多分、自然消滅したものと思い込んでいたら、突然、昨日、2017年3月7日に、新しい記事が掲載され、驚いた。見出しと前書きには、次のようにあった。 装身具から日韓を読む 勾玉・水晶玉…弥生時代に海外の影響?...
View Article記紀が案内する邪馬台国
○邪馬台国や卑弥呼は「魏志倭人伝」が記録する史実である。それに対して、日本最古の史書とされる「古事記」や「日本書紀」には、邪馬台国がどのように描かれているのか。今回は、そんな話をしたい。...
View Article神武天皇と邪馬台国
○前回、日本最古の史書とされる「古事記」や「日本書紀」が邪馬台国をどのように描いているのか、そんな話をした。もっとも、まだ書いている途中であるけれども。...
View Article神武天皇と大和三山
○前回、『神武天皇と邪馬台国』について書いた。そうなると、次は『神武天皇と大和三山』について触れておく必要がある。それがもちろん邪馬台国三山と大和三山に関係する話であることは言うまでも無い。前に、『邪馬台国三山と大和三山』については、すでに次のように書いている。 ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『邪馬台国三山と大和三山』...
View Article神武東征
○前回、『神武天皇と大和三山』の話をして、神武天皇と畝傍山の運命的な関係について言及した。そうなると、次に考えるべきはどうしても神武東征の話しかない。ついでに、神武天皇の御船出の地が何処であるかについても触れておきたい。 ○前に、ブログ『辯才天信仰と彦火瓊々杵尊』で、真実の神代三山陵比定地がどのようなものであるかについて触れた。真実の神代三山陵比定地は次のようになる。...
View Article神武天皇の父:彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊
○前回、『神武東征』と題して、神武東征及び神武天皇の御船出の地の話をした。神武天皇を追い求めると、予想以上に神武天皇像を明確に思い描くことができる。今回はそういう話を続けてしてみたい。それで『神武天皇の父:彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊』と題したわけである。...
View Article神武天皇と神代三山陵
○前回、『神武天皇の父:彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊』と題して、神武天皇の父である彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊の話をした。その際、指摘したように、「古事記」や「日本書紀」の彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊に関する史料の少なさについて触れた。とにかく、彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊の記述はどうしようも無いくらい少ないのである。おそらく、「古事記」と「日本書紀」の記述から彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊像を思い描くことは誰にもできない。...
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