李白:望廬山五老峰
○中国の検索エンジン百度の百度百科「廬山」の項目には、『詩詞』欄に、 自古以来,有过无数文人为庐山泼洒笔墨。 として、李白「望庐山瀑布」、蘇軾「題西林壁」、李白「望庐山五老峰」の、三つの詩を案内している。 ○このうち、前回、日本でもよく知られる李白の「望廬山瀑布」詩を紹介したので、今回は続けて李白の「望庐山五老峰」を案内したい。 【原文】 望廬山五老峰 李白...
View Article蘇軾:題西林壁
○中国の検索エンジン百度の百度百科「廬山」の項目には、『詩詞』欄に、 自古以来,有过无数文人为庐山泼洒笔墨。として、李白「望庐山瀑布」、蘇軾「題西林壁」、李白「望庐山五老峰」の、三つの詩を紹介している。また、『名人作品』では、 庐山是一座历史悠久的文化名山,名胜古迹遍布。千百年来,无数文人墨客、名人志士在此留下了浩...
View Article白居易:香炉峰下新卜山居草堂初成偶題東壁
○白居易の「香炉峰下新卜山居草堂初成偶題東壁」詩も、廬山を彩る詩として、名高い。ただ、中国と日本では、どうも、白居易の「香炉峰下新卜山居草堂初成偶題東壁」詩が別物らしい。 ○中国で、白居易:「香炉峰下新卜山居草堂初成偶題東壁」詩と言えば、次の詩がヒットする。 香鑪峯下、新卜山居、草堂初成、偶題東壁五首 五架三間新草堂 石階桂柱竹編牆 南簷納日冬天暖...
View Article白居易:遺愛寺
○白居易は、こよなく廬山を愛していた。だから、白居易には多くの廬山作品が存在する。折角なので、そういう白居易の廬山作品のいくつかを見ておきたい。 ○前回、「香炉峰下新卜山居草堂初成偶題東壁」詩を案内した。白居易が営んだ草堂は、「香炉峰下」だったと言う。この香炉峰は、北香炉峰を指し、現在の東林寺あたりになる。陶淵明が「飮酒二十首・其五」詩で、 悠然見南山 悠然として南山を見る 山氣日夕佳...
View Article白居易:大林寺桃花
○白居易の廬山作品をもう一つ。 【原文】 大林寺桃花 白居易 人間四月芳菲盡 山寺桃花始盛開 長恨春歸無覓處 不知轉入此中來 【書き下し文】 大林寺の桃花 白居易 人間は四月に、芳菲の盡くるに、 山寺の桃花の、始めて盛んに開く。 長恨す、春歸つて、覓むる處無きを、...
View Article慧遠:游廬山
○書庫「廬山・九江」も、今回で35回になる。もう12月だと言うのに、6月に出掛けた「長沙・汨羅・岳陽・武昌・廬山・九江・九華山・黄山」旅行がなかなか終了しない。...
View Article慧遠:廬山略記
○前回、慧遠の「游廬山」詩を紹介した。その中で、慧遠は廬山を、 崇岩吐清氣 崇岩は清氣を吐き、 幽岫棲神跡 幽岫に神跡の棲む。 だとし、結果、 妙同趣自均 妙は同じく、趣も自から均し。 一悟超三益 一悟すれば、三益も超ゆ。 出来るところが廬山だと案内していた。...
View Article九江市:九江山水国際大酒店
○最初の予定では、廬山の三叠泉から含鄱口を観光し、牯岭街まで帰って、九江市行きのバスに乗って来る予定だった。それなら、九江市到着は、おそらく夕方になっていたはずである。ところが、三叠泉はケーブルカー下駅から標高差600辰曚媛爾紡減澆靴拭それで、三叠泉から上に登るのを諦めて、そのまま九叠谷を下ることにした。...
View Article九江港と農工商市
○九江市では、揚子江沿いの九江山水国際大酒店ホテルに宿泊した。ホテルの窓から揚子江の流れが見え、念願であった揚子江に沈む夕陽を存分に楽しむことが出来た。...
View Article九江市:甘棠湖・煙水亭
○2013年6月14日の朝、目覚めると、目の前に揚子江の流れを見ることが出来た。九江市での宿泊先、九江山水国際大酒店ホテルは、16階建てで、泊まった部屋は11階で、窓の先には揚子江以外何も無かった。それで一回もカーテンをすることなく、そのまま寝た。 ○九江市は、人口485万人の大都市である。中国の検索エンジン百度百科には、次のようにある。 九江市...
View Article白居易「琵琶行」の舞台
○2013年6月14日、朝の散歩に、甘棠湖の煙水亭へ出掛けた。前回、そのことを案内している。しかし、無目的に煙水亭へ出掛けたわけでも無い。実は、甘棠湖、煙水亭は、白居易「琵琶行」の舞台だとされるところでもある。だから、ある意味、九江市で唯一の観光した所が甘棠湖、煙水亭であった。 ○中国の検索エンジン百度百科が案内する甘棠湖にも、次のようにある。 甘棠湖 【简介】...
View Article九江市街
○廬山から九江市へ降りてきたのは、2013年6月13日の午後であった。九江市でのホテルを取る際、迷ったのは、交通利便な九江长途汽车站付近にホテルにするか、九江市の繁華街にするか、それとも揚子江沿いのホテルにするかであった。...
View Article九江長途汽車站
○廬山から九江長途汽車站へ到着したのは、2013年6月13日の13時30分過ぎだった。日本にいる時、インターネットで検索していた情報では、廬山からの道、廬山大道を真っ直ぐ行った先が潯陽東路となっていて、その潯陽東路に九江長途汽車站は存在するはずだった。...
View Article九江から池州へ
○九江から九華山へ行くために、九江長途汽車站から池州まで長距離バスに乗った。九江から池州までは、およそ240劼曚匹△襦 ○九江長途汽車站を出発したのが、朝の9時30分であった。バスは古い中型バスで、とても長距離バスの呈を為していない。何より心配したのが、このバスが池州終着ではないことであった。...
View Article天孫降臨の霊峰:高千穂峰登山
○冬になって、霧島山が美しい。我が家からは北西の方角に、きれいに霧島連山を見ることができる。あまりに霧島山がきれいなので、どうしても登りたくなった。 ○霧島山高千穂峯に登ったのは、2012年9月25日が最後ではないか。だから、1年以上登っていないことになる。今年最初の登山は2月13日の、同じ霧島山の韓国岳であった。その後、韓国岳には7月と9月にも登っている。...
View Article池州:秋浦歌
○九華山は、安徽省池州市九華山に存在する山である。だから、行政上は、池州市になる。2013年6月14日、九江市を9時30分発の長距離バスに乗って出発し、池州市に到着したのは午後13時40分ころだった。 ○池州は、揚子江に沿う町である。池州の中心部が貴池区で、池州と貴池の地名は両用されるから、外国人には極めて判りにくい。中国の検索エンジン百度百科が案内する池州は、次の通り。 池州...
View Article李白:秋浦歌(其一)
○前回、池州を案内するのに、李白「秋浦歌」詩(其十五)を紹介した。折角だから、李白「秋浦歌」詩をもう一つ、紹介したい。 ○紹介するのは、十七もの連作、「秋浦歌」詩の冒頭詩である。この詩がまた、実に佳い。 【原文】 秋浦歌:十七首其一 秋浦長似秋 蕭條使人愁 客愁不可度 行上東大樓 正西望長安 下見江水流 寄言向江水...
View Article中西進名誉教授に聞く~其の一~
○2013年12月12日、宮崎日々新聞第19面に、「中西進名誉教授(京都市立芸術大)に聞く」と題した一文が載った。日向神話に関して、いろいろと興味深い文である。小見出しと前書きには、次のようにあった。 「ヒムカ」聖なる異境 中西進名誉教授(京都市立芸術大)に聞く 神話は畏敬の象徴 現代につながる真理も...
View Article杜牧:清明
○杜牧(803~853)に、「清明」と言う佳詩がある。 【原文】 清明 杜牧 明時節雨紛紛 路上行人欲斷魂 借問酒家何處有 牧童遙指杏花村 【書き下し文】 清明の時節、雨は紛々たり、 路上の行人、魂を断たんと欲す。 借問す、酒家は何処に有るかと、 牧童の遥かに指す、杏花村。...
View Article中西進名誉教授に聞く~其の二~
○先日、2013年12月12日、宮崎日々新聞第19面に、「中西進名誉教授(京都市立芸術大)に聞く」と題した一文が載った。前回に引き続き、それを検証してみたい。 ○前回、『日向神話の起点となる天孫降臨の地は、なぜヒムカだったのでしょう。』について、検証したので、今回は『E径更瀘弯析辰慮興蕕呂匹海傍瓩瓩蕕譴泙垢。』について、検証したい。...
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