狗奴国の正体
○前々回、ブログ『三世紀の大隅国』で触れたように、「魏志倭人伝」の主題は倭国三十国の案内にある。倭国三十国の案内と言われたところで、一般の方には、何のことが判らないかも知れない。実は、「魏志倭人伝」の冒頭は、次のように始まっている。 倭人在帶方東南大海之中、依山島為國邑。 舊百餘國。漢時有朝見者。今使譯所通三十國。...
View Article天皇家の故郷が狗奴国であること
○前々回、ブログ『魏志倭人伝の狗奴国』を書いて、三世紀の大隅国が狗奴国だと言う話をした。また、前回、ブログ『狗奴国の正体』を書いて、その狗奴国が天皇家の故郷である話をした。今回は、天皇家の故郷が、何故、狗奴国なのかを考えてみたい。...
View Article神代三山陵の先坣僑位
○真実の神代三山陵発見は当古代文化研究所の研究成果の一つであるが、加えて、神代三山陵の先坣僑位を見付けたこともまた、当古代文化研究所の成果である。第一、先坣僑位と言う言葉自体をご存じ無い方が多いのではないか。...
View Article山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第108回6月定期公演
○山之口麓文弥節人形浄瑠璃の、6月定期公演(第108回)が、2019年6月16日(日)に、開催された。前回、3月公演(第107回)を見たばかりである。この公演は、3月・6月・9月・11月の年4回なされると言う。開催される側にとっては、結構大変なことではないか。 ○前回の公演については、次のブログに書いている。 ・書庫「無題」:ブログ『山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第107回3月定期公演』...
View Article再び、紀伊山地の霊場と参詣道について
○『紀伊山地の霊場と参詣道』については、2019年3月31日に書いたばかりである。 ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『紀伊山地の霊場と参詣道』 https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41698294.html...
View Article再々度、紀伊山地の霊場と参詣道について
○前回、『再び、紀伊山地の霊場と参詣道について』を書いて、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」がどのようなものかについて、触れようとした。ところが、文化庁の「世界文化遺産オンライン」の中の『紀伊山地の霊場と参詣道』の記述が、あまりにも乱暴で、杜撰だから、その話が長引いてしまった。...
View Article世界文化遺産オンライン『紀伊山地の霊場と参詣道』
○文化庁が案内する「世界文化遺産オンライン」の中の『紀伊山地の霊場と参詣道』の記録が気になって仕方が無い。全体については、すでに次のブログで書いた。 ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『再び、紀伊山地の霊場と参詣道について』 https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41744411.html?type=folderlist...
View Article世界文化遺産オンライン:霊場「熊野三山」(くまのさんざん)
○前回、文化庁の世界文化遺産オンラインの、『霊場「吉野・大峯」(よしの・おおみね)』について話した。今回は、それに引き続き、『霊場「熊野三山」(くまのさんざん)』について、考えてみたい。文化庁の世界文化遺産オンラインが、 ・霊場「吉野・大峯」(よしの・おおみね) ・霊場「熊野三山」(くまのさんざん) ・霊場「高野山」(こうやさん) ・参詣道(さんけいみち)...
View Article世界文化遺産オンライン:霊場「高野山」(こうやさん)
○文化庁の世界文化遺産オンラインの、『紀伊山地の霊場と参詣道』では、紀伊山地の霊場を、 ・霊場「吉野・大峯」(よしの・おおみね) ・霊場「熊野三山」(くまのさんざん) ・霊場「高野山」(こうやさん) と並べているので、それにしたがって、吉野山⇒熊野三山⇒高野山と話している。 ○しかし、吉野山・高野山・熊野本宮が神代三山陵の先坣僑位であることを考えると、その順序は、...
View Article世界文化遺産オンライン:紀伊山地・参詣道(さんけいみち)
○文化庁の世界文化遺産オンラインの、『紀伊山地の霊場と参詣道』を、これまで、 ・世界文化遺産オンライン:霊場「吉野・大峯」(よしの・おおみね) ・世界文化遺産オンライン:霊場「熊野三山」(くまのさんざん) ・世界文化遺産オンライン:霊場「高野山」(こうやさん) と続けている。今回は、『紀伊山地・参詣道(さんけいみち)』について、考えてみたい。...
View Article肝付町の三岳参り
○本ブログでは、書庫名を「肝属町の三岳参り」としている。「肝付町の三岳参り」の誤りではないかとの指摘があるかも知れない。実際、行政では肝付町となっている。しかし、実際、鹿児島県肝属郡肝付町である。何とも、面倒な話である。どうにかして欲しい。そう思っているのは、私だけではあるまい。行政が必ずしも正しいわけではない。...
View Article高隅山御岳
○前回、『肝属地名考』について考えた。それ程、大隅国で肝属地名は大きい存在となっている。それと同時に、高隅山の存在もまた大きい。今回は、そういう話をしたい。 ○その高隅山には、以前、何回も登っている。しかし、これまでとは違う概念で高隅山を眺める必要性を感じた。それで、今回、改めて、高隅山へ登って来た。
View Article高隅山と串良
○高隅山御岳(1182叩忙劃困砲蓮惺盒飢β膰現』が祀られ、その高隅山から流れ出している肝属川河口に屹立する権現岳(320叩砲砲癲¬粁蘓声劼鎮座まします。つまり、肝属川の最上流と最下流で、権現様が斎き祀られていると言うことになる。 ○高隅山御岳(1182叩忙劃困忘悗祀られている『高隅竜王大権現』については、。江戸時代の「三国名勝図会」が載せる近戸宮三所權現社項目が参考になる。...
View Article高隅山と串良
○『肝属地名考』から『高隅山御岳』、『高隅山と肝属川』と続けているが、今回は『高隅山と串良』について、考えてみたい。このことについては既に、以前、次のようなブログを書いている。 ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『高隅の串良』 https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41729511.html ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『たかくまのくしら』...
View Article大隅国の成立
○インターネットで、いろいろ調べていたら、次のページがヒットした。 大隅国の成立 大隅国が誕生したのは,713(和銅6)年です。はじめ,日向国のなかから,肝坏・贈於・大隅・姶良 の四郡をさいて分立されました。 薩摩国同様,朝廷はここでも命令に服さぬ隼人の指導という名目で他国の人々を移住させていま...
View Article薩摩国の成立
○前回、鹿児島県が案内する『大隅国の成立』について、紹介した。それは、「ホーム > 県政情報 > かごしまの紹介 > かごしまの概要 > 歴史・文化 > 原始・古代 > 大隅国の成立」と言う並びになっているものであった。その項目な中に、『薩摩国の成立』もあったので、ついでに見ておきたい。 薩摩国の成立...
View Article日向神話と大隅国
○日向神話とは何か。それは天皇家の故郷が日向国であることを意味する神話である。何故なら、日向神話の内実は、次の三つになるからである。 ・天孫降臨神話 ・山幸海幸神話 ・神武東征神話...
View Article「麑藩名勝考」の大隅國
○前回、『日向神話と大隅国』を書くのに、白尾國柱の「麑藩名勝考」を参考に案内した。それで、改めて、「麑藩名勝考」の大隅國項目を読んでみたところ、気になることが多々、出て来た。それで、急遽、『「麑藩名勝考」の大隅國』を書くこととなった。 ○白尾國柱の「麑藩名勝考」巻之五、『大隅國第一』の冒頭で、大隅國について、白尾國柱ℍは、次のように述べている。 大隅國...
View Article天孫降臨神話
○『日向神話と大隅国』から『「麑藩名勝考」の大隅國』と続けているが、今回は、『天孫降臨神話』について、考えてみたい。もちろん、内容としては、大隅國に於ける天孫降臨神話の話となる。 ○天孫降臨神話の神様は、彦火瓊々杵尊と申し上げる。天孫降臨神話の神様だから、神代三代の最初の神様となる。また、日本で、最初に地上に降りたった神様だと言うことになる。神話上では、日本人の始まりの神様だと言うことになる。...
View Article竺紫日向之高千穂之久士布流多気
○日向神話の内実は、次の三つになる。 ・天孫降臨神話 ・山幸海幸神話 ・神武東征神話 ○前回、その『天孫降臨神話』について、触れた。つまり、天孫降臨神話の舞台が何処であるかと言う話であった。「古事記」と「日本書紀」が記録する、天孫降臨の世界山の全記録は、次のように、案内される。 「古事記」 竺紫日向之高千穂之久士布流多気(つくしのひむかのたかちほのくじふるたけ)...
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