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Channel: 古代文化研究所
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孟郊:遊子吟

○前回、孟郊の「送蕭煉師入四明山」詩を紹介した。孟郊の「送蕭煉師入四明山」詩は、まるで雪竇寺のキャッチコピーである。雪竇寺の実際の様子を実によく伝えているのに感心した。 ○その孟郊の代表的作品として、中国の検索エンジン百度『百度百科』は、   代表作品:《征妇怨》、《感怀》、《伤春》、《游子吟》、《结爱》 と紹介している。しかし、孟郊の代表的作品と言えば、多くの方が「游子吟」を挙げられる。...

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王安石:千丈岩瀑布

○中国各地を歩いていると、王安石の詩碑に出会すことが結構ある。王安石は、放浪の詩人でも無いのに、兎に角、各所に赴いているのに感心する。もっとも、私が歩いているところは古い仏寺であるから、王安石も同じように、佛様の足跡を求めて彷徨しているのかも知れない。 ○もちろん、王安石は雪竇山にもその足跡を残している。それが王安石の七言絶句「千丈岩瀑布」詩である。...

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方干:登雪竇僧家

○雪竇山文学として、孟郊「送蕭煉師入四明山」、王安石「千丈岩瀑布」詩に引き続き、今回は、方干の「登雪竇僧家」詩を案内したい。 ○雪竇山文学を探していると、方干に「游雪竇寺」と言う詩が存在することを知った。それであちこち探したが、どうしても「游雪竇寺」詩が見付からない。よくよく調べると、「游雪竇寺」ではなくて、「登雪竇僧家」であることが判った。「游雪竇寺」は、別題なのかも知れない。...

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方干:題雪竇禅師壁

○前回、方干の「登雪竇僧家」詩を案内した。その方干には、別に「題雪竇禅師壁」詩も存在する。   【原文】     題雪竇禅師壁(一作贈雪竇峰禅師)           方干     飛泉濺禅石     瓶注亦生苔     海上山不浅     天辺人自来     長年随桧栢     独夜任風雷     猟者聞疎磬     知師入定回   【書き下し文】     雪竇禅師の壁に題す...

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方干:送僧帰日本

○雪竇山文学を探索している時、方干の「登雪竇僧家」詩や「題雪竇禅師壁」詩を見付けた。詩を読むと、方干が敬虔な仏教徒であることが判る。 ○その方干に、「送僧帰日本」詩があるのを見付けた。方干(809—888)は唐代の詩人である。方干が見た日本人僧は、おそらく遣唐使船で中国に渡って来たのであろう。それが誰だったのか、非常に気になるところである。...

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我が家のシシリアンライス

○シシリアンライスをご存じだろうか。佐賀市のご当地グルメで、ウィキペディアフリー百科事典にも、ちゃんと掲載されている。       シシリアンライス    シシリアンライスは、佐賀市のご当地グルメ。ご飯の上に甘辛いタレで炒めた薄切り肉(牛肉が多   い)と玉ねぎを乗せ、その上にレタスやトマト、きゅうりなどの生野菜を盛り付け、仕上げにマヨネ...

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皮日休:奉和魯望四明山九題:樊榭

○中国の詩を読んでいると、時折、とんでもない詩や詩人が出現したりして、驚かされる。皮日休と陸亀蒙も、そういう詩人の一人である。李白や杜甫、白楽天の詩だけが中国の詩の世界ではない。 ○その皮日休に、「奉和魯望四明山九題」詩九篇がある。全て傑作揃いだが、全部を紹介することも適わないから、ここでは、その第六篇、「樊榭」詩を案内したい。...

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樓鑰:妙高峰

○樓鑰も、日本ではほとんど知られていない詩人である。中国の検索エンジン百度『百度百科』が案内する樓鑰は、次の通り。       楼钥    楼钥(1137~1213)南宋大臣、文学家。字大防,又字启伯,号攻媿主人,明州鄞县(今属浙江)人。   楼璩的三子,有兄长楼鐊、楼锡,与袁方、袁燮师事王默、李鸿渐、李若讷、郑锷等人。隆兴元年(11...

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樓鑰:千丈岩詩

○前回、樓鑰の「妙高峰」詩を案内したが、別に、樓鑰には雪竇山を詠んだ「千丈岩詩」が存在する。   【原文】     千丈岩詩       宋 樓鑰     驚見銀河空外翻     湍流千丈有餘寒     下流不用長勞望     只向懸崖頂上看   【書き下し文】     千丈岩詩       宋 樓鑰     驚き見る銀河、空外に翻る、     湍流は千丈、餘寒有り。...

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蘇軾:妙高台詩

○蘇軾も雪竇山を訪れ、「妙高台詩」をものしている。蘇軾は東坡居士と号したほど、敬虔な仏教徒である。「妙高台詩」には、仏教徒蘇軾の崇高な信仰心が遺憾なく発揮されている。   【原文】       妙高台詩         蘇軾     我欲乘風飛車     東訪赤松子     蓬萊不可到     弱水三萬里     不如金山去     清風半帆耳     中有妙高台     雲峰自孤起...

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蘇軾:明月幾時有

○前回、蘇軾「妙高台詩」を紹介した。ただ、蘇軾は「妙高台詩」に、大層な跋文を付している。それが「明月幾時有」の跋文である。 ○中国の検索エンジン百度『百度百科』が載せる「水调歌头·明月几时有」には、次のようにある。       水调歌头·明月几时有    《水调歌头·明月几时有》是宋代大文学家苏轼在公元1076年(宋神宗熙宁九年)中秋作者在密州   (山东省诸城市)时所作。...

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雪竇寺住持僧慈舟書『邀月』

○雪竇山文学を探索していたら、「雪竇寺住持僧慈舟書『邀月』」詩にぶち当たった。雪竇山文学のほとんどの詩が外からの訪問者の作品であるのに対し、「雪竇寺住持僧慈舟書『邀月』」詩は、雪竇寺に住持する僧の詩である。   【原文】       雪竇寺住持僧慈舟書《邀月》     妙高台上月光明     古往今來有勝名     歴代名流皆仰慕     登台能洗世塵心     載酒作歌情意切...

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寧波火車南站

○寧波在住の通訳・ガイドの李さんに伴われて、雪竇山雪竇寺へ参詣した後、再び寧波へ帰り着いたのは4時前くらいであった。何しろ、李さんとは、これで5回目の邂逅である。もう、ガイドと客の関係ではなくて、私にとって李さんは完全に親しい若い友人となっている。...

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寧波火車東站

○寧波には火車站が南站・東站・北站と三つある。最も大きく寧波の玄関口となっているのが、前回案内した南站である。私が寧波を最初に訪問した2012年3月には、寧波火車南站は全面工事中で、何も無い状態であった。それからこれまで寧波を5回訪問しているが、ずっと工事が続いていた。...

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六朝古都:南京へ

○2013年6月に、上海から長沙へ飛んで、長沙・汨羅・岳陽・武漢・廬山・九江・九華山・黄山を一週間で周回して来た。その時、長江中流域となる岳陽・武漢・九江・池州を見ることが出来た。長江は黄河とともに中国文明誕生の礎となっている。 ○中国の古代文明と言えば、誰もが黄河文明と答えるに違いない。ちなみに、ウィキペディアフリー百科事典には、黄河文明について、次のように載せる。       黄河文明...

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南京事調べ

○抑も、南京とはどういう所なのだろうか。日本のウィキペディアフリー百科事典が案内する南京は、次の通り。       南京市    南京市(なんきんし、中国語: 南京市、英語: Nanjing)は、中華人民共和国の副省級市で、江蘇   省の省都。古くから長江流域・華南の中心地で、かつては三国・呉、東晋、南朝の宋・斉・梁・陳...

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寧波から南京へ

○2013年10月16日、朝早く起きて、寧波火車東站へ向かう。寧波から南京までは直行便の新幹線がある。「G58」便を利用すれば、寧波発7時46分、南京南着10時17分で、411劼鬘音孱械永で行くことが出来る。こういうことは、旅行前に日本でインターネットで確認済みであった。幸いG58の切符も買うことが出来た。...

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南京:紫金山

○寧波を7時46分に出発し、南京南站到着は、定刻の10時17分で、それからタクシーで南京の宿泊先である夫子廟近くの南京白鹭宾馆ホテルへ向かった。...

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南京:中山陵

○紫金山山頂に居たのは12時45分ころまでで、中山陵に到着したのは14時くらいであったから、紫金山から下山するのに1時間も要した。結構急いで下りたつもりだったが、何しろ長い下山道であった。道はずっと舗装されていて、立派な道である。道幅も2車線くらいだから、優に車も走ることが出来る。...

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南京:明孝陵

○紫金山から中山陵まで下りた後、明孝陵へと向かった。中山陵から明孝陵まで歩いて15分、1劼らいだろう。電動カートも走っていたが、折角だったので歩くことにした。 ○明孝陵は、明の太祖、洪武帝朱元璋の墓として知られる。日本のウィキペディアフリー百科事典が載せる明孝陵は、次の通り。       明孝陵    明孝陵(みんこうりょう)は中国の南京の東にある紫金山の南麓に位置する明の太祖洪武帝朱元璋...

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