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Channel: 古代文化研究所
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出雲神の故郷

○2013年1月に、村井康彦著「出雲と大和」(岩波新書)が発刊された。その帯案内には、次のように載せる。       邪馬台国は出雲勢力が立てたクニである!    出雲は大和朝廷に隷属する存在でしかなかったとされ、これまでの枠を超えた出雲論が出た気配は   ないし、出雲を古代史のなかで正当に位置づける作業はほとんどなされていないように思われる。古...

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追悼:梅原猛

●たまたま、前回のブログで、梅原猛の「葬られた王朝」~古代出雲の謎を解く~」(2010年:新潮社刊)の話を書いた。その梅原猛の訃報が先日掲載された。なかなか書く機会も無いので、ここで哀悼の意を述べておきたい。 ○哲学者、梅原猛が2019年1月12日亡くなったとの訃報が15日の朝刊に掲載されていた。享年93歳だと言う。1925年の大正14年丑年生まれである。...

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海幸山幸

○前回、ブログ『追悼:梅原猛』を書いて、2019年1月12日に亡くなった梅原猛を追悼した。その梅原猛が晩年に問題としたのが、日本神話であったことは興味深い。梅原猛は、2000年に『天皇家の"ふるさと"日向をゆく』(新潮社)を出し、や2010年には『葬られた王朝――古代出雲の謎を解く』(新潮社)を刊行している。...

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神武東征神話

○2014年5月から、肝付町観光協会主催で、肝付町合併10周年記念「三岳まいり」が、毎年開催されていた。2018年の昨年も期待していたが、残念ながら、開催されなかった。 ○2016年2017年と、肝付町合併10周年記念「三岳まいり」に参加させていただいた。したがって、2018年も参加するつもりでいたが、案内が無かった。非常に寂しいし、残念でならない。...

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天皇家の故郷

○前回、ブログ『神武東征神話』の中で、次のような話を書いている。   ・国学者である白尾國柱が神代三山陵の研究に没頭したのは、天皇家の故郷が何処であるかを付き止   めようとしたからに他ならない。神代三山陵が比定されれば、そこが天皇家の故郷だと言うことを、   白尾國柱は理解していた。   ・つまり、神代三山陵の比定地が天皇家の故郷だと言うことである。神武東征神話と言いながら、神...

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天皇家の故郷が狗奴国であること。

○前回、天皇家の故郷は何処かと言う話をした。   ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『天皇家の故郷』   https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41644661.html...

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「魏志倭人伝」を読む①

○昨年の12月25日に、吾平山陵へ参詣し、甫与志岳へも登って来た。その後、27日にも肝付町を訪れ、国見山に登り、内之浦の叶嶽にも登って来た。そういう話を昨年末から、書き続けて、もう一月になった。...

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「魏志倭人伝」を読む②

○前回、ブログ『「魏志倭人伝」を読む 戮鮟颪い燭、「魏志倭人伝」の序文の話で、終わってしまった。したがって、今回は、その続きと言うことになる。 ○「魏志倭人伝」全文1986字は、大きく三つに分けられる。前回、紹介したのは、その「魏志倭人伝」の冒頭、わずか35字の序文の話であった。それでも、35字の序文が案内するものは大きい。...

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「魏志倭人伝」を読む③

○前回、「魏志倭人伝」の主題である、倭国三十国の案内を紹介した。陳壽の倭国三十国案内の仕方は、一種独特のものであって、もちろん、それが陳寿のオリジナルであることは言うまでも無い。その方法は、陳壽が「魏志倭人伝」の為に編み出したものであって、世界唯一無二のものとなっている。...

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「魏志倭人伝」を読む④

○前回、陳寿が案内する帯方郡から邪馬台国までの道程、   ・自郡至女王國萬二千餘里。 が、どのようなものであるかを検証した。それは、次のように案内される。   ∥喨刈狗邪韓國=七千餘里   狗邪韓國→對馬國=千餘里   U馬國→一大國=千餘里   ぐ貘舖□末盧國=千餘里   ニ犀□伊都國=五百里   Π謀墺□奴國=百里   奴國→不彌國=百里   不彌國→投馬國=千五百余里...

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「魏志倭人伝」を読む⑤

○前回、「魏志倭人伝」の第二段落、829字を読んだ。その中で、これまで誰も解決できていない、   ・計其道里、當在會稽、東冶之東。 表現が、何を意味するかについて、考えた。 ○その結果、次のような結論を導き出すことができた。   「魏志倭人伝」が記録する、     ・計其道里、當在會稽、東冶之東。   の「東冶」は「東明」の誤りであって、この舟山群島だとするしかない。ここから東へ600匚圓と、...

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「魏志倭人伝」を読む⑥

○前々回から前回と、「魏志倭人伝」の第二段落、829字を読んできている。その中で、主に問題として来たのが、   ・計其道里、當在會稽、東冶之東。 と言う記述であり、   ・所有無與儋耳、硃崖同。 であった。...

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「魏志倭人伝」を読む⑦

○「魏志倭人伝」の第二段落、829字を、これまで、3回に渡って読み続けている。それでも、まだ問題がある。今回問題とするのは、邪馬台国及び卑弥呼についてである。 ○「魏志倭人伝」は、全文1986字で成り立っている。その中で、もっともよく知られている言葉が邪馬台国であり、卑弥呼だろう。「魏志倭人伝」と言えば、邪馬台国であり、卑弥呼だと、誰もが思っている。...

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「魏志倭人伝」を読む⑧

○「魏志倭人伝」が記録する卑弥呼は、極めてわずかなものである。全部で5回。それは、以下のようになる。   ∥斤∨榾魄蔽忙勸找Αそ纂携十年,倭國亂,相攻伐歷年,乃共立一女子為王,名曰卑彌呼,事鬼   道,能惑衆,年已長大,無夫壻,有男弟佐治國。自為王以來,少有見者。以婢千人自侍,唯有男子一   人給飲食,傳辭出入。居處宮室樓觀,城柵嚴設,常有人持兵守衞。...

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「魏志倭人伝」を読む⑨

○前回、卑弥呼は「古事記」や「日本書紀」が記録する大山祇神だと言う話をした。ただ、卑弥呼がどうして大山祇神になるのか。その説明はまだ済ませていない。ここでは、そういう話をしたい。 ○まずは、卑弥呼の話から。卑弥呼の容貌は、「魏志倭人伝」から読み取るしかない。その「魏志倭人伝」の卑弥呼の全記録は、以下の通りであった。...

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「魏志倭人伝」を読む⑩

○もともと、昨年の12月25日に、吾平山陵へ参詣し、甫与志岳へも登って来た。その後、27日にも肝付町を訪れ、国見山に登り、内之浦の叶嶽にも登って来た。そういう話を昨年末から、1月29日まで書き続けた。 ○そういう神代三山陵や天皇家の故郷の話を書き綴っているうちに、三世紀の倭国の重要な史料である、『三国志』魏書・巻三十・烏丸鮮卑東夷伝・倭人の条(通称:「魏志倭人伝」)を読み解く必要性を痛感させられた。...

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「魏志倭人伝」を読む⑪

○前回、卑弥呼の『鬼道』が仏教だと言う話をした。ももとも、日本では、日本への仏教伝来は六世紀のこととされる。ウィキペディアフリー百科事典が案内する仏教公伝は、次の通り。       仏教公伝    仏教公伝(ぶっきょうこうでん)は、国家間の公的な交渉として仏教が伝えられることを指す。上   代の日本においては6世紀半ばの欽明天皇期、百済から古代日本(大和朝廷)への仏教公伝のことを指...

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「魏志倭人伝」を読む⑫

○「古事記」や「日本書紀」に拠れば、日本の歴史は日向国から始まったとする。それが日向神話である。その日向神話は、大きく、以下の三つに区分される。   ・天孫降臨神話   ・海幸山幸神話   ・神武東征神話...

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「魏志倭人伝」を読む⑬

○前回、天孫降臨神話で、地上に降り立った彦火瓊々杵尊が、地上で最初に発した言葉、    此処は韓国に向かひ、笠沙の御崎を真來通りて、朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。   故、此処は甚吉き地。 がどういう意味内容を孕んでいるかについて、話した。この詔は、日本人が地上で最初に発した言葉である。したがって、その言葉の重みは、尋常では無い。そういうふうに判断するのが常識だろう。...

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「魏志倭人伝」を読む⑭

○ブログ『「魏志倭人伝」を読む』シリーズも、13回を数えた。改めて、最初から読み返してみると、第7回で、邪馬台国及び卑弥呼の話から、卑弥呼の正体や卑弥呼の鬼道へと、話が逸れ出していることが判った。...

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