仏教伝来の仏教
○ブログ「日本への仏教伝来」から、「日本の舎衞国」、「薩摩者幸島也」、「日本の最南端の島:寶島」、「遣唐使船南島路」、「普陀山:中国四大仏教名山」、「卑弥呼の鬼道」と続けているテーマが日本への仏教伝来であることは間違いない。 ○現在の日本で通説とされているのは、ウィキペディアフリー百科事典にあるような、次のようなものではないか。 仏教公伝...
View Article卑弥呼=ひむか=日向
○日本への仏教伝来の話を続けているが、日本創世期というのは意外に新しいのではないか。最近、そういう気がしてならない。それは日本最古の史書とされる「古事記」「日本書紀」を読み直しての感想でもある。 ○「古事記」と「日本書紀」がともに、日本創世を日向神話として描いていることは、注目に値する。その第一歩が天孫降臨神話であることは間違いない。天孫降臨の神、彦火瓊々杵尊が地上で最初に発声した一声が、...
View Article現代に生きる卑弥呼
○前回、「卑弥呼=ひむか=日向」と題して、卑弥呼の読みが「ひむか」であって、その「ひむか」から「日向」国名が誕生したと言う話をした。卑弥呼は三世紀に日本に実在した倭国の女王である。そのことは中国の正史「三国志」が記録していることであるから、これほど確かなことはない。...
View Article木花之佐久夜毘売命が椿姫であること
○日本創世の話を続けているが、今回は木花之佐久夜毘売命について考えてみたい。ウィキペディアフリー百科事典が案内する木花之佐久夜毘売命は、次の通り。 コノハナノサクヤビメ コノハナノサクヤビメ(ヒメ)は、日本神話に登場する女神。一般的には木花咲耶姫と記される。 また『古事記』では木花之佐久夜毘売、『日本書紀』では木花開耶姫と表記する。コノハナサクヤビ...
View Article大和三山は何処から遙拝すべきか?
○物には何でも作法がある。大和国を代表する風景に大和三山がある。 畝傍山(199.2m) 香具山(152.4m) 耳成山(139.7m) ○大和三山については、以前触れているので、そちらを参照されたい。 ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『大和三山とは何か』 http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40509094.html...
View Article「平家物語」のヒーロー:俊寛僧都
○「平家物語」を読むと判るのだが、「平家物語」前半の主人公が俊寛僧都であることは間違いない。このことは「平家物語」を読む誰もが抱く違和感ではないか。 ○「平家物語」そのものが平清盛の一代記であることは誰もが承知していることである。その割には、「平家物語」前半部に於ける俊寛僧都の扱いは、異常に大部だし、長いし、詳しい。「平家物語」の作者の俊寛僧都に対する思い入れは尋常ではない。...
View Article普陀山と宝島
○中国浙江省舟山群島に普陀山と言う島がある。中国佛教四大名山の一つとして、中国では知られた島である。日本のウィキペディアフリー百科事典には、次のように案内している。 普陀山 普陀山(ふださん、拼音: Pǔtúo Shān)は中華人民共和国浙江省・舟山群島にある島。中国四大 仏教名山(仏教の聖地。五台山、九華山、峨眉山、普陀山)の一つで、観音菩薩が祀られている。年...
View Article洛迦山と小宝島
○前回話したのが「普陀山と宝島」であった。中国浙江省舟山群島に存在する中国佛教四大名山の一つが普陀山である。観音信仰の聖地として、中国では年間360万人が訪れると言う島である。 ○その普陀山を訪れると、本来の観音信仰がどのようなものであったかを知ることができる。観音信仰の大事な行事の一つであったと思われるのが太陽崇拝である。それは現代に於いても、普陀山で体験することができる。...
View Article普陀山と小宝島
○これまで、ブログ「普陀山と宝島」、「洛迦山と小宝島」と続けて来て、中国佛教四大名山の一つである普陀山の観音信仰の話をし、遣唐使船南島路を経由して、それが日本へもたらされ、宝島の観音信仰となったことを紹介した。...
View Article神仏混淆
○食事中に政治や宗教の話はしないと言うのがマナーだと言うけれども、古代史の話をするのに宗教を抜きには語れるはずも無い。ここのところ、「日向国の万葉学」と題しながら、宗教の話ばかり続けている。それもこれも、古代日向国を話するのに、宗教は避けて通れないからだと判断するからである。...
View Article「万葉集」と仏教
○前回、「『万葉集』に於ける仏教」と題して、 万葉時代の仏教について触れた。しかし、何とも中途半端で終わってしまった気がしてならない。もう少し、「万葉集」と仏教について書いておきたい。 ○整理すると、日本への仏教公伝は宣化天皇の538年だとか、欽明天皇の552年だとされている。しかし、日本への仏教伝来は相当古いと思われてならない。私は3世紀には、日本にはすでに仏教が伝来していたと考えている。...
View Article観音菩薩の故郷:補陀落山
○日本への仏教伝来は意外に古い。私見に拠れば、それは三世紀まで遡る。それがどんな仏教であったかは非常に気になるところである。本ブログでは、そのことについては、すでに検証を済ませているので、そちらを参照されたい。 ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『仏教伝来の仏教』 http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40629040.html...
View Article太陽崇拝の宗教
○太陽崇拝の宗教と言えば、誰もが天照大神を思い出すのではないか。ウィキペディアフリー百科事典が案内する天照大神は、次の通り。 天照大神 天照大御神(あまてらすおおみかみ、てんしょうだいじん)は、日本神話に登場する神。皇室の祖 神で、日本国民の総氏神とされる。『延喜式』では自然神として神社などに祀られた場合の「天照」 は「あまてる」と称されている。...
View Article磐座信仰
○日本へ伝来した仏教がどういうものであったか。そういう仏教を考えているが、ブログ『観音菩薩の故郷:補陀落山』から『 太陽崇拝の宗教』と考えて来た。今回は、磐座信仰について考えてみたい。 ○
View Article辯才天信仰
○日本へ伝来した仏教がどういうものであったか。そういう仏教を考えているが、ブログ『観音菩薩の故郷:補陀落山』から『 太陽崇拝の宗教』、『磐座信仰』と考えて来た。日本へ最初に伝来した仏教がどのようなものであったかは、なかなか奥が深い。今回は辯才天信仰について考えてみたい。 ○辯才天がどういうものなのか、ご存じ無い方もいらっしゃるといけないので、ウィキペディアフリー百科事典の案内を紹介しておく。...
View Article神仏混淆の宗教
○日本へ伝来した仏教がどういうものであったか。そういう仏教について考えているがこれまで、ブログ『観音菩薩の故郷:補陀落山』から『太陽崇拝の宗教』、『磐座信仰』、『辯才天信仰』と書き続けている。...
View Article出雲神の出現
○日本へ伝来した仏教がどういうものであったか。そういう仏教について考えているがこれまで、ブログ『観音菩薩の故郷:補陀落山』から『太陽崇拝の宗教』、『磐座信仰』、『辯才天信仰』、『神仏混淆の宗教』と書き続けて来た。...
View Article大山祇神の出現
○日本へ最初に伝来した仏教が神仏混淆であったことの話を続けている。神仏混淆の神道部分としての側面の第一弾として、前回、『出雲神の出現』を話した。今回はその第二弾として『大山祇神の出現』の話をしたい。 ○まず大山祇神とはどういうものか。その概念から紹介しておきたい。ウィキペディアフリー百科事典には次のようにある。 オオヤマツミ...
View Article木花開耶姫の出現
○前回、『大山祇神の出現』と題して、大山祇神の話をした。現在、大山祇神齋き祀る神社として知られるのは、愛媛県今治市大三島町宮浦の大山祇神社であり、静岡県三島市大宮町に鎮座まします三嶋大社だろう。...
View Article笠島道祖神
○神仏混淆の神として、ブログ「出雲神の出現」、「大山祇神の出現」、「木花開耶姫の出現」と話を続けているが、今回は「笠島道祖神」の話をしたい。 ○2007年9月に「仙台・笠島・松島・山寺・福島の旅」をした。東北新幹線で行くと東京から仙台まで1時間32分で行くことができる。昔からすると、考えられない時間である。東京から仙台までは日帰り旅行が十分可能な時代となった。...
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