卑弥呼の正体:其の四十
○日向神話とは何か。こう問われてすぐに答えられる人は少ないのではないか。日向神話は日本に於ける地上神話の始まりを意味する。即ち、天孫降臨神話と海幸山幸神話が日向神話の主な内容だと言えよう。また、角度を違えて言うと、神代三代の尊の時代だとも言える。...
View Article卑弥呼の正体:其の四十一
○『卑弥呼の正体』と題して、ブログを書き続けているが、とうとう『其の四十一』になってしまった。卑弥呼が何者であるか。意外に卑弥呼像はきれいに描くことができる。何しろ、卑弥呼の現住所まではっきりしているのだから。...
View Article卑弥呼の正体:其の四十二
○前回、卑弥呼は大山神祇であり、卑弥呼の現住所は鹿児島県鹿児島郡三島村だと言う話をした。加えて、海幸山幸である、火照命と火遠理命は彦火瓊々杵尊と木花開耶姫との間に生まれた子だから、卑弥呼の孫だと言う話もした。...
View Article卑弥呼の正体:其の四十三
○現在、宮内庁が神代三山陵として比定しているところは、次の通りである。 初代・彦火瓊々杵尊の御陵=可愛山陵=鹿児島県薩摩川内市の新田神社 二代・彦火火出見尊の御陵=高屋山陵=鹿児島県霧島市溝辺町麓の高屋山陵 三代・彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊の御陵=吾平山陵=鹿児島県鹿屋市吾平町上名の吾平山陵 ○しかし、それは真実の神代三山陵では無い。真実の神代三山陵は、次の通りとなる。...
View Article卑弥呼の正体:其の四十四
○神代三山陵には、先坣僑位が存在する。そんな恐ろしい話を繰り返している。具体的な神代三山陵の先坣僑位は、次の通りとなる。 初代・彦火瓊々杵尊の御陵=可愛山陵=奈良県吉野郡吉野町吉野山 二代・彦火火出見尊の御陵=高屋山陵=和歌山県伊都郡高野町高野山 三代・彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊の御陵=吾平山陵=和歌山県田辺市本宮町本宮...
View Article卑弥呼の正体:其の四十五
○鹿児島県肝属郡肝付町では、毎年、肝付町三岳参りが開催されている。今年、2017年は5月21日(日)に盛大に開催された。その時の様子は、以下のブログ等に書いている。 ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『平成29年度:肝付町三岳まいり』 https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40946098.html...
View Article卑弥呼の正体:其の四十六
○白尾國柱の神代三山陵の研究を継承して、神代三山陵を追い求めると、真実の神代三山陵が見えてくる。それは次のように案内される。 初代・彦火瓊々杵尊の御陵=可愛山陵=鹿児島県肝属町内之浦甫与志岳(叶岳) 二代・彦火火出見尊の御陵=高屋山陵=鹿児島県肝属町内之浦国見山 三代・彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊の御陵=吾平山陵=鹿児島県鹿屋市吾平町上名の吾平山陵...
View Article卑弥呼の正体:其の四十七
○前回の最後に、次のような話をした。 「魏志倭人伝」が案内する倭国三十国のうち、南九州三国は、後世、次のように名を変えている。 ・邪馬台国⇒薩摩国 ・狗奴国⇒大隅国 ・投馬国⇒日向国 そのうち、狗奴国に神代三山陵が存在する。だから、天皇家の故郷は狗奴国となる。しかし、大和...
View Article卑弥呼の正体:其の四十八
○「古事記」や「日本書紀」を読むと、日本の歴史は天皇家とともに始まり、天皇家とともに続いている。それは「古事記」であれば、 /隻霤傾牒√渓傾牒0打天皇へ徳天皇スЬ偲傾牒孝安天皇Ч霊天皇┨Ц掬傾 開化天皇崇神天皇垂仁天皇景行天皇成務天皇仲哀天皇応神天皇或瞭租傾 瑛翕傾牒家神掬傾牒外恭天皇完孫天皇㉑雄略天皇㉒清寧天皇㉓顕宗天皇㉔仁賢天皇...
View Article卑弥呼の正体:其の四十九
○前回、日本の古代史を彩る女性として、天照大御神、神功皇后、推古天皇、持統天皇をピックアップして見て来た。要するに、これらの中に、「魏志倭人伝」が記録する卑弥呼を見出せるのではないかと考えたからである。...
View Article卑弥呼の正体:其の五十
○2017年7月4日(火)午後0時から、たまたまテレビを見ていると、「先人たちの底力 知恵泉▽邪馬台国はどこにある?古代ミステリーを楽しもう・前編」と言う番組があって、驚いた。NHK教育テレビである。それは再放送で、番組自体は先週6月27日(火)午後10時から放送されたものであった。そのことについて、次のブログに書いている。...
View Article卑弥呼の正体:其の五十一
○鹿児島県鹿児島郡三島村に、硫黄島と言う島がある。どんな島であるかは、実際出掛けてみないとよく判らない。三島村のHPでは、硫黄島を次のように紹介している。 硫黄島について 孔雀闊歩し、活火山のエネルギーあふれる、平家ゆかりの歴史薫る島 三つの島の真ん中に位置し、白煙噴く硫黄岳を抱く硫黄島は、火山のエネルギーに満ち、自然の...
View Article卑弥呼の正体:其の五十二
○前回の最後に、 ・何処の国や民族であっても自尊心とか自負心が存在し、なかなか自ら『禮を失し』と自己批判する ようなことは、まず無い。それなのに、『禮を失し』と自己批判したのに加えて、『之を四夷に求む』 と言うことは、もっと可能性の無い話である。 ・増して、それを記録しているのが中国の正史である「三国志」だと言うのだから、これはもう大事件...
View Article卑弥呼の正体:其の五十三
○前回の冒頭に、「魏志倭人伝」の主題は倭国三十国の案内にあって、それは次のように案内されると言う話をした。 【渡海三国】 ・狗邪韓国・対馬国・壱岐国 【北九州四国】 ・末廬国・伊都国・奴国・不弥国 【中九州二十国】 ・斯馬国・巳百支国・伊邪国・都支国・邇奴国・好古都国・不呼国 ・姐奴国・対蘇国・蘇奴国・呼邑国・華奴蘇奴国・鬼国・為吾国・...
View Article卑弥呼の正体:其の五十四
○前回、「魏志倭人伝」の主題について、述べるつもりであった。最初に「三国志」に於ける「魏志倭人伝」の存在や意義について言及したところ、それだけで字数が尽きてしまった。改めて、ここで「魏志倭人伝」の主題について考えることとしたい。...
View Article卑弥呼の正体:其の五十五
○前回の最後が、 ・投馬國と邪馬壹國の間が『水行十日、陸行一月』だと言うのはあり得ない。おそらく後世の誤写か 誤記だろう。そう考えると、投馬國と邪馬壹國の間は『水行十日、陸行一日』が常識である。それ以 外に考えられない。 ・最後に狗奴國がある。邪馬台国の南だと言う。何も無いから、隣接するのであろう。問題は投馬...
View Article卑弥呼の正体:其の五十六
○「魏志倭人伝」の主題が倭国三十国の案内にあることについて、長々と述べてきている。何しろ、「魏志倭人伝」の主題なのである。いい加減に放置しておける問題ではない。 ○さすがに、疲れて来た感があるので、話を続けたい。次に陳寿が問題とするのは、倭人及び倭国の認識の仕方についてである。倭については、中国には伝統的な認識の仕方がある。陳寿はそういう従来の認識の仕方が何を意味するかを述べようと試みる。...
View Article卑弥呼の正体:其の五十七
○前々回まで、数回に渡って「魏志倭人伝」の主題について述べてきた。そして、前回は「魏志倭人伝」の裏主題について考えた。それで今回検討するのは、魏国と倭国との通交についてである。 ○その話を記録しているのが「魏志倭人伝」下段601字である。最初にその原文から案内しておきたい。 【下段】...
View Article卑弥呼の正体:其の五十八
○前回、『卑弥呼の正体:其の五十七』で、魏国と倭国との通交について述べている途中である。ところが前々回の「魏志倭人伝」の裏主題が長くなり、字数制限に制約されて終わらなかった。それで、一つ飛ぶことになるけれども、此処で前々回の『卑弥呼の正体:其の五十六』の続きを書きたい。 ○整理しておくと、「魏志倭人伝」中段829字にある、 ・計其道里、當在會稽、東冶之東。...
View Article卑弥呼の正体:其の五十九
○いろいろと書き続けているうちに、「卑弥呼の正体」も、とうとう『其の五十九』になってしまった。書けば書くほどに、卑弥呼の肖像が明らかになると思う。意外に卑弥呼の肖像画は克明に描くことができる。...
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