徐凝:憶揚州
○揚州大明寺の売店で買って来た「揚州詩咏」(李保華著)を読んでいる。目次は、時代別に、 £何検隋代 唐代 A彗 じ蟻 ヌ逝 清代 民国 となっている。その「£何検隋代」の扉ページには、楊広の「江都宮楽歌」詩の、 揚州旧処可淹留 台榭高明復好遊 句を載せ、「唐代」には、徐凝の「憶揚州」詩の、 天下三分明月夜 二分無頼是揚州 句を載せている。...
View Article辛棄疾:南郷子・登京口北固亭有懐
○中国の検索エンジン百度の百度百科が案内する北固山項目に、『诗韵北固』の項目があって、3首が掲載されているのが気になった。今回案内するのは、その第二首、辛棄疾の「南郷子・登京口北固亭有懐」である。 【原文】 南郷子:登京口北固亭有懐 辛棄疾 何処望神州、満眼風光北固楼。 千古興亡多少事,悠悠。 不尽長江滾滾流。...
View Article徐凝:七夕
○徐凝「七夕」詩は、揚州とは関係無いのだが、前回、徐凝「憶揚州」詩を読んで、頗る徐凝詩が気になって仕方が無い。ここに、徐凝詩をまとめて、幾つか書いておきたい。徐凝がどんな詩人であるかを理解したいからである。 ○今回、案内するのは、徐凝の「七夕」詩である。中国の検索エンジン百度の百度百科が徐凝項目に、徐凝の代表作の一つとして紹介する詩である。 【原文】 七夕 徐凝...
View Article辛棄疾:永遇楽・京口北固亭懐古
○中国の検索エンジン百度の百度百科が案内する北固山項目に、『诗韵北固』の項目があって、3首が掲載されているのが気になった。今回案内するのは、その第三首、辛棄疾の「永遇楽・京口北固亭懐古」である。...
View Article徐凝:奉酬元相公上元
○徐凝「憶揚州」詩を読んで、頗る徐凝詩が気になって仕方が無い。それで、徐凝「憶揚州」詩、「七夕」詩と続けているが、今回案内するのは、徐凝「奉酬元相公上元」詩である。 【原文】 奉酬元相公上元 徐凝 出擁楼船千万人 入為台輔九霄身 如何更羨看灯夜 曾見宮花払面春 【書き下し文】 元相公の上元に酬ひ奉る...
View Article辛棄疾:青玉案・元夕
○前回、徐凝の「奉酬元相公上元」詩を紹介した。日本の小正月の習俗も、実は中国の元宵節に倣ったものであることが判る。文化の根は、意外なところに潜んでいる。 ○別に、書庫「鎮江三山」で、辛棄疾の「南郷子・登京口北固亭有懐」、「永遇楽・京口北固亭懐古」を紹介した。 ・書庫「鎮江三山」:ブログ『南郷子・登京口北固亭有懐』...
View Article徐凝:廬山瀑布
○揚州大明寺の売店で買って来た「揚州詩咏」(李保華著)を読んでいるうち、徐凝の『憶揚州』詩を読み、感動した。徐凝がどういう詩人であるか、皆目知らない。それで、徐凝の作品を『憶揚州』『七夕』『奉酬元相公上元』と案内して来た。今回紹介するのは、徐凝の『廬山瀑布』詩である。 【原文】 廬山瀑布 徐凝 虚空落泉千仞直 雷奔入江不暫息 今古長如白練飛...
View Article欧陽脩:朝中措・平山堂
○昨年10月に揚州を初めて訪れ、その際、『揚州文学は、まるで杜牧の独壇場である』と勝手に断じたが、今年6月に揚州を再訪し、揚州大明寺の売店で買って来た「揚州詩咏」(李保華著)を読んでいると、なかなか揚州文学は奥が深い。...
View Article王湾:次北固山下
○中国の検索エンジン百度の百度百科が案内する北固山項目に、『诗韵北固』の項目があって、3首が掲載されているのが気になった。今回案内するのは、その第一首、王湾の「次北固山下」詩である。 【原文】 次北固山下 王湾 客路青山外 行舟緑水前 潮平両岸闊 風正一帆懸 海日生残夜 江春入旧年 郷書何処達...
View Article徐凝:憶揚州
○揚州大明寺の売店で買って来た「揚州詩咏」(李保華著)を読んでいる。目次は、時代別に、 £何検隋代 唐代 A彗 じ蟻 ヌ逝 清代 民国 となっている。その「£何検隋代」の扉ページには、楊広の「江都宮楽歌」詩の、 揚州旧処可淹留 台榭高明復好遊 句を載せ、「唐代」には、徐凝の「憶揚州」詩の、 天下三分明月夜 二分無頼是揚州 句を載せている。...
View Article辛棄疾:南郷子・登京口北固亭有懐
○中国の検索エンジン百度の百度百科が案内する北固山項目に、『诗韵北固』の項目があって、3首が掲載されているのが気になった。今回案内するのは、その第二首、辛棄疾の「南郷子・登京口北固亭有懐」である。 【原文】 南郷子:登京口北固亭有懐 辛棄疾 何処望神州、満眼風光北固楼。 千古興亡多少事,悠悠。 不尽長江滾滾流。...
View Article徐凝:七夕
○徐凝「七夕」詩は、揚州とは関係無いのだが、前回、徐凝「憶揚州」詩を読んで、頗る徐凝詩が気になって仕方が無い。ここに、徐凝詩をまとめて、幾つか書いておきたい。徐凝がどんな詩人であるかを理解したいからである。 ○今回、案内するのは、徐凝の「七夕」詩である。中国の検索エンジン百度の百度百科が徐凝項目に、徐凝の代表作の一つとして紹介する詩である。 【原文】 七夕 徐凝...
View Article辛棄疾:永遇楽・京口北固亭懐古
○中国の検索エンジン百度の百度百科が案内する北固山項目に、『诗韵北固』の項目があって、3首が掲載されているのが気になった。今回案内するのは、その第三首、辛棄疾の「永遇楽・京口北固亭懐古」である。...
View Article徐凝:奉酬元相公上元
○徐凝「憶揚州」詩を読んで、頗る徐凝詩が気になって仕方が無い。それで、徐凝「憶揚州」詩、「七夕」詩と続けているが、今回案内するのは、徐凝「奉酬元相公上元」詩である。 【原文】 奉酬元相公上元 徐凝 出擁楼船千万人 入為台輔九霄身 如何更羨看灯夜 曾見宮花払面春 【書き下し文】 元相公の上元に酬ひ奉る...
View Article辛棄疾:青玉案・元夕
○前回、徐凝の「奉酬元相公上元」詩を紹介した。日本の小正月の習俗も、実は中国の元宵節に倣ったものであることが判る。文化の根は、意外なところに潜んでいる。 ○別に、書庫「鎮江三山」で、辛棄疾の「南郷子・登京口北固亭有懐」、「永遇楽・京口北固亭懐古」を紹介した。 ・書庫「鎮江三山」:ブログ『南郷子・登京口北固亭有懐』...
View Article徐凝:廬山瀑布
○揚州大明寺の売店で買って来た「揚州詩咏」(李保華著)を読んでいるうち、徐凝の『憶揚州』詩を読み、感動した。徐凝がどういう詩人であるか、皆目知らない。それで、徐凝の作品を『憶揚州』『七夕』『奉酬元相公上元』と案内して来た。今回紹介するのは、徐凝の『廬山瀑布』詩である。 【原文】 廬山瀑布 徐凝 虚空落泉千仞直 雷奔入江不暫息 今古長如白練飛...
View Article欧陽脩:朝中措・平山堂
○昨年10月に揚州を初めて訪れ、その際、『揚州文学は、まるで杜牧の独壇場である』と勝手に断じたが、今年6月に揚州を再訪し、揚州大明寺の売店で買って来た「揚州詩咏」(李保華著)を読んでいると、なかなか揚州文学は奥が深い。...
View Article欧陽脩:和劉原父平山堂見寄
○揚州大明寺の売店で買って来た「揚州詩咏」(李保華著)には、前回案内した欧陽脩の「朝中措・平山堂」のほか、欧陽脩の「和劉原父平山堂見寄」も掲載している。 【原文】 和劉原父平山堂見寄 欧陽修 督府繁華久已闌 至今形勝可躋攀 山横天地蒼茫外 花発池台草莽間 万井笙歌遺俗在 一樽風月属君閑 遥知為我留真賞...
View Article劉敞:登平山堂寄永叔内翰
○前回、欧陽脩の『和劉原父平山堂見寄』詩を紹介した。揚州大明寺の売店で買って来た「揚州詩咏」(李保華著)では、欧陽脩の『和劉原父平山堂見寄』詩は載せているけれども、劉敞に、『登平山堂寄永叔内翰』詩があることを案内するだけで、『登平山堂寄永叔内翰』詩は載せていない。甚だ、不親切である。...
View Article楊万里:角林
○揚州大明寺の売店で買って来た「揚州詩咏」(李保華著)に、楊万里の『角林』詩が掲載されていた。本ブログでは、以前、楊万里の詩を二つ案内している。 曉出淨慈寺送林子方 楊万里 畢竟西湖六月中 畢竟、西湖は六月中なり。 風光不與四時同 風光は四時と同じからず。 接天蓮葉無窮碧 天に接して、蓮葉は碧に窮まる無く、 映日荷花別樣紅...
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