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Channel: 古代文化研究所
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杜甫:清明二首其一

○前回、杜甫「清明」詩を案内し、これで中国の検索エンジン百度の百度百科が載せる「清明」の各項目について、一通り触れたことになる。ただ、杜甫には別に、「清明二首」詩なるものがあって、どちらかと言うと、「清明」詩より、こちらの方が知られているのではないか。 ○中国の検索エンジン百度の百度百科にも、もちろん、「清明二首」項目が存在する。       清明二首...

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高千穂峰登山:2016年4月14日

○今年の初登山は、2016年1月9日に開聞岳に登って来た。   ・書庫「無題」:ブログ『2016年初登山:開聞岳』   http://blogs.yahoo.co.jp/sigureteikamoyama/39713043.html ○昨年の初登山は、2015年正月9日に高千穂峰に登っている。   ・書庫「邪馬台国三山」:ブログ『2015年初登山:高千穂峰』...

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杜甫:清明二首其二

○前回の、杜甫の「清明二首其一」詩に引き続き、杜甫の「清明二首其二」詩を見ておきたい。   【原文】       清明二首其二          杜甫     此身漂泊苦西東     右臂偏枯半耳聾     寂寂繋舟双下涙     悠悠伏枕左書空     十年蹴鞠将雛遠     万里鞦韆習俗同     旅雁上雲帰紫塞     家人鑽火用青楓     秦城楼閣烟花裏     漢主山河錦繍中...

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張繼:閭門即事

○これまで、中国の検索エンジン百度の百度百科が載せる「清明」の各項目について、一通り触れた。ただ、『百度百科』が載せるもの以外に、「清明」詩には、まだまだ佳詩がある。そういうものを併せて、紹介しておきたい。 ○今回案内するのは、張繼の「閭門即事」詩である。張繼と言えば、何と言っても、「楓橋夜泊」詩が有名である。日本のウィキペディアフリー百科事典が案内する張繼は、次の通り。       張継    張...

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宋之問:途中寒食題黄梅臨江驛寄崔融

○更に、清明寒食の詩詞を続けたい。今回案内するのは、宋之問の「途中寒食題黄梅臨江驛寄崔融」詩である。宋之問は日本のウィキペディアフリー百科事典にも載せているけれども、その割に、その詩が知られているわけでもない。       宋之問    宋 之問(そう しもん、656年?-712年あるいは713年)は中国初唐の詩人。字は延清。虢州弘農...

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宋之問:寒食江州滿塘驛

○前回、宋之問の「途中寒食題黄梅臨江驛寄崔融」詩を案内した。「途中寒食題黄梅臨江驛寄崔融」詩が創られたのは、湖北省黄冈市黄梅县だと言う。その黄梅县から長江を渡ると、現在の九江市である。そこが江州で、そこで詠われた詩が、今回案内する宋之問の「寒食江州滿塘驛」詩である。   【原文】       寒食江州滿塘驛         宋之問     去年上巳洛橋邊     今年寒食廬山曲...

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宋之問:寒食還陸渾別業

○宋之問の「途中寒食題黄梅臨江驛寄崔融」詩、「寒食江州滿塘驛」詩と見て来たが、いろいろ調べていたら、宋之問には別に「寒食還陸渾別業」詩が存在することを知った。 ○陸渾は、洛陽郊外の町である。以前、洛陽の寺を調べている時、知った地名である。中国の検索エンジン百度の百度百科が載せる陸渾は、次の通り。       陆浑...

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韓翃:寒食

○ある意味、寒食と言えば韓翃の「寒食」詩と言うのが中国の常識なのかも知れない。それほど、韓翃の「寒食」詩は著名である。それは、日本でも同じであって、日本のウィキペディアフリー百科事典が載せる韓翃項目には、次のように載せる。       韓翃    韓 翃(かん こう)は、中国・唐代の詩人。南陽(河南省)の出身。字は君平。...

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張友正:寒食日獻郡守

○清明・寒食に関する文学を続けているが、     寒食日献郡守     【唐】伍唐珪   入门堪笑复堪怜,三径苔荒一钓船。   惭愧四邻教断火,不知厨里久无烟。 と言う詩を見付けた。それで読もうとして、いろいろ調べているうちに、伍唐珪「寒食日献郡守」詩と張友正「寒食日獻郡守」詩が全く同一のものであることが判った。...

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孟雲卿:寒食

○「寒食日献郡守」詩が伍唐珪のものなのか、それとも張友正作なのか。いろいろ調べているうちに、偶然、孟雲卿の「寒食」詩に出遭った。「寒食日献郡守」詩はなかなか面白い詩想だったが、孟雲卿の「寒食」詩も、それに遜色ない風情がある。   【原文】       寒食         孟雲卿     二月江南花滿枝     他鄉寒食遠堪悲     貧居往往無煙火     不獨明朝為子推   【書き下し文】...

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武元衡:寒食下第

○清明・寒食に関する文学を続けているが、今回は武元衡の「寒食下第」詩。   【原文】       寒食下第        武元衡      柳掛九衢絲      花飄萬家雪      如何憔悴人      對此芳菲節   【書き下し文】       寒食に第を下りる        武元衡     柳は九衢に絲を掛け、     花は万家に雪を飄す。     如何せん、憔悴の人、...

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武元衡:春興

○前回、武元衡の「寒食下第」詩を案内した。武元衡が「寒食下第」詩で案内しているのは、有り余る春爛漫の豪華絢爛な花の季節に対峙した時の、心寂しい人の気持ちであった。ある意味、自然と人事の対比は、中国詩の得意技でもある。そういう伝統を踏まえたのが武元衡の「寒食下第」詩であるとも言えよう。...

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武元衡:嘉陵駅

○清明・寒食に関する文学を見て来ているが、前々回に武元衡の「寒食下第」詩を案内し、前回、同じ武元衡の「春興」詩を紹介した。今回案内するのも、武元衡の「嘉陵駅」詩である。 ○前回紹介した「春興」詩は、中国の検索エンジン百度の百度百科が載せる「武元衡」項目で、『百度百科』が武元衡の代表作だと案内している詩であった。それで気になったから紹介したわけである。...

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歐陽修:玉樓春・洛陽正値芳菲節

○清明・寒食に関する文学を続けているが、今回は歐陽修「玉樓春:洛陽正値芳菲節」である。詩題にある『玉樓春』は、詞牌名である。中国の検索エンジン百度の百度百科が案内する『玉樓春』は、次の通り。       玉楼春(词牌名)    玉楼春:词牌名。词谱谓五代后蜀顾夐词起句有“月照玉楼春漏促”、“柳映玉楼春欲晚”句;欧阳...

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熊孺登:寒食野望

○清明・寒食に関する文学を続けているが、今回は熊孺登の「寒食野望」詩である。日本で熊孺登と言う詩人を知っている方は少ないのではないか。中国の検索エンジン百度の百度百科が案内する熊孺登は、次の通り。       熊孺登    熊孺登,钟陵(今江西省进贤县)人,约唐宪宗元和(806—820)前后在世。元和年间(806—820)登...

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来鵠:寒食山館書情

○前回案内した、熊孺登同様、来鵠も日本ではほとんど知られていない詩人である。中国の検索エンジン百度の百度百科が案内する来鵠は、次の通り。       来鹄    来鹄(?-883),即来鹏(《全唐诗》作来鹄),唐朝诗人,豫章(今江西南昌市)人。相传来鹏家宅   在南昌东湖徐孺子亭边,家贫,工诗,曾自称“乡校小臣”,隐居山泽。师韩柳为文,大中(847-860)   咸通(860-...

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白居易:寒食野望吟

○熊孺登の「寒食野望」詩、来鵠の「寒食山館書情」詩と続けているが、今回は、白居易の「寒食野望吟」詩を案内したい。熊孺登や来鵠と違って、白居易は日本でもお馴染みの詩人である。 ○白居易の「寒食野望吟」詩は、次の通り。   【原文】       寒食野望吟         白居易     烏啼鵲噪昏喬木     清明寒食誰家哭     風吹曠野紙錢飛     古墓壘壘春草     棠梨花映白楊樹...

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李郢:寒食野望

○「寒食野望」詩題については、前に熊孺登の「寒食野望」詩を紹介している。   ・書庫「無題」:ブログ『熊孺登:寒食野望』   http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40322883.html ○そう言えば、「野望」も、中国語と日本語ではまるで意味が異なる。日本語で「野望」と言えば、   ・【野望】やぼう :分不相応な大きな望み。 「 -を抱く」 「 -をくじく」...

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貫休:寒食郊外

○貫休は詩人としてより、画人や禅僧として著名であるらしい。日本のウィキペディアフリー百科事典には、その項目が無い。代わりに「コトバンク」の説明を掲げる。       貫休:かんきゅう:Guan-Xiu    [生]太和6(832)    [没]永平2(912)    中国,晩唐,五代の詩画僧。蘭渓 (浙江省金華) の人。俗姓姜氏。五代の混乱期に各地を遍歴し国   主の庇護を受けたが,晩年天復3...

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張籍:寒食看花

○今年、2016年4月4日が清明節であった。清明寒食節についての文学が中国には多い。そういうものを、このあたりで一回整理してみたい。そういうつもりで、清明寒食詩をこれまで案内してきた。杜牧の「清明」詩から始めて、前回の貫休「寒食郊外」詩までで、ちょうど26作品を紹介してきた。...

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