Quantcast
Channel: 古代文化研究所
Browsing all 1914 articles
Browse latest View live

Image may be NSFW.
Clik here to view.

耳成山の時代

○三世紀に陳寿が著した「三国志」を読むと、倭国三十国が次のように案内されている。     【渡海三国】       ・狗邪韓国・対馬国・壱岐国     【北九州四国】       ・末廬国・伊都国・奴国・不弥国     【中九州二十国】       ・斯馬国・巳百支国・伊邪国・都支国・邇奴国・好古都国・不呼国       ・姐奴国・対蘇国・蘇奴国・呼邑国・華奴蘇奴国・鬼国・為吾国・...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

邪馬台国の女王日向

○前回、日向国の名義について、   ・もう一つの国である投馬国が投馬国の名であることにも注意を要する。投馬国の名は、「日本書   紀」が記す景行天皇の故事にもあるように、明らかに『あづま国』の謂いであろう。それは後世日向   国の名を継承することになるが、もともと、投馬国は『あづま国(東の国)』であって、『日向(日   に向かう)国=西の国)』では無いのである。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

卑弥呼の鬼道

○前回、最後に、   ・学者先生は、満足に「三国志」さえ読まないで、邪馬台国を案内して止まない。普陀山も知らない   で、平気で卑弥呼がシャーマンだとおっしゃる。それが現在までの邪馬台国論である。卑弥呼が存在   したのであれば、日本史上、希有の人物であることは間違いない。いくら古代のことであっても、そ   の痕跡が皆無と言うことはあり得ない。実際、卑弥呼は現代でも、日本中に祀られているし、尊崇さ...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

日向神話と出雲神話

○「古事記」「日本書紀」が記録する日本神話は、大きく天上神話と地上神話に分けられる。つまり、天孫降臨までが天上神話であり、天孫降臨以降が地上神話と言うわけである。 ○別に、地名に拠って、日向神話と出雲神話と言う分類がなされることもある。そういう日本神話の内実を、詳細に分析し、日本神話の成立事情を探ろうとする意識が、日本神話ではほどんどなされていないことが気になる。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

富士山登山

○2008年8月25日に、富士山登山に出掛けたことがある。宮崎空港を朝8時に出発し、羽田まで飛び、新宿から高速バスに乗って富士山5合目まで行った。予定では13時20分到着であったが、高速で事故が発生し、大渋滞で、富士山5合目到着は15時5分であった。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

お食事処まえだ:雛飾り

○先日、久し振りに都城市山之口町にある「お食事処まえだ」へ出掛けて来た。メニューは一通りで、昼間しか営業していない店であるから、時間があって、ゆっくり食事するには格好の店である。 ○何より、のんびり食事出来るのが嬉しい。古民家の八畳間で、一組のテーブルとなっているから、隣を気にして食事する必要が無い。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

薩摩国と日向国

○江戸時代、鹿児島に白尾國柱と言う国学者が居る。「デジタル版日本人名大辞典」には、次のように案内している。       白尾国柱 しらお-くにはしら    1762-1821 江戸時代中期-後期の国学者。    宝暦12年8月5日生まれ。薩摩(さつま)鹿児島藩士。記録奉行,物頭をつとめた。江戸で塙保己一(は...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

大和国の出雲神

○大和国の出雲神については、これまで本ブログでは何度も書いている。今更、ここで述べる必要も無い気もするけれども、邪馬台国の宗教に言及する限り、避けて通れない問題でもある。それで、ここで整理して述べておきたい。 ○現在、奈良県の大和国を訪れると、大和国一の宮である大神神社を筆頭に、大和国は完全に出雲神に占有されていることが判る。このことについては、以前、以下のブログで述べているので参照されたい。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

吐火羅國と舎衞國

○前々回に、ブログ『薩摩国と日向国』を書いて、白尾國柱と「麑藩名勝考」について、詳しく案内した。 白尾國柱著「麑藩名勝考」に学ぶことは多い。それ程、白尾国柱の「麑藩名勝考」は名著だと言うことなのだろう。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

舎衞國が硫黄島であること

○前回、「吐火羅國と舎衞國」と題して、「日本書紀」の孝徳紀・斉明紀・天武紀が記す『吐火羅國・舎衞國』の記録について言及した。「日本書紀」が記録しているのは、孝徳紀・斉明紀・天武紀の時代としているが、相当古い時代から吐火羅國と舎衞國は存在した思われる。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

三世紀の倭国

○三世紀、倭国を1984字も記録してくれているのが、陳寿の「三国志」である。陳寿が記述する「三国志」では、当時倭国は三十国に分かれていたと言う。その倭国三十国の国名まで、陳寿は丁寧に記録してくれている。何とも親切で丁寧な記述をしてくれていることに、日本人は感謝すべきだし、その情報をきっちり受け取って、三世紀の倭国の状況を正確に認識するのが、書いてくれた陳寿に対するせめてもの責務であろう。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

魏志倭人伝の主題

○前回、『三世紀の倭国』と題して、「魏志倭人伝」の主題が倭国三十国を描き出すことにあったと書いた。「魏志倭人伝」を読むと、その主題が倭国三十国であることは疑いない。そして、その倭国三十国を陳寿が次のように紹介しているとも、案内した。   【渡海三国】     ・狗邪韓国・対馬国・壱岐国   【北九州四国】     ・末廬国・伊都国・奴国・不弥国   【中九州二十国】...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

魏志倭人伝の裏主題

○前回、「魏志倭人伝の主題」と題して、「魏志倭人伝」が案内する倭国三十国の全貌を紹介した。「魏志倭人伝」全文1984字は、上段556字、中段827字、下段601字の三段から構成されている。そのことは、本ブログではこれまで何回か案内している。   ・書庫「「おしえて邪馬台国」の不思議」:ブログ『「魏志倭人伝」全文』...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

邪馬台国と狗奴国

○これまで、「三世紀の倭国」から「魏志倭人伝の主題」、「魏志倭人伝の裏主題」と続けて、三世紀に陳寿が編纂した「三国志(魏志倭人伝)」が案内する倭国や邪馬台国について、言及してきた。結果、三世紀当時の倭国三十国は、次のように案内されることを紹介した。   【渡海三国】     ・狗邪韓国・対馬国・壱岐国   【北九州四国】     ・末廬国・伊都国・奴国・不弥国   【中九州二十国】...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

とぶとりのあすか

○明日香村は奈良県高市郡明日香村である。ウィキペディアフリー百科事典には次のように案内する。       明日香村    明日香村(あすかむら)は、奈良県の中央部に位置する村。中央集権律令国家の誕生の地である事   から飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されている事で知られ、「日本の心の故郷」とも紹介される。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

江頭の子島

○前回、枕詞「とぶとりのあすか」が示す内実について書いた。奈良県高市郡明日香村大字飛鳥あたりから望む多武峯妙楽寺がその風景なのではないか。無論、飛鳥の名義はアショーカ王に由来するもので、仏舎利塔信仰に基づくものである。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

しらぬひのちくし

○枕詞「とぶとりのあすか」、枕詞「江頭(えがしら)の子島(ねじま)」と続けてきたので、ついでに枕詞「しらぬひのちくし」についても触れておきたい。 ○「万葉集」を代表する修辞に枕詞と序詞がある。枕詞は4、5文字で、ある特定の語に掛かる修辞で、序詞はある語を導き出す為の修辞である。枕詞と序詞を説明するには、「拾遺集」が載せる次の和歌が便利である。   あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

池田源太著「大和三山」

○大和三山から邪馬台国三山が見えてくる。長々と邪馬台国三山について綴っているが、この辺りで、大和三山及び邪馬台国三山を調べるに当たって参考にした著作の幾つかについて触れておきたい。その最初となるのが池田源太著「大和三山」である。 ○大和三山は、あれ程有名な山であるにも拘わらず、大和三山をテーマとした著作がそれ程あるわけでもない。私の手元にあるものは、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

白尾國柱著「麑藩名勝考」

○白尾國柱著「麑藩名勝考」と言う名著がある。寛政7年(1795年)刊行の書物である。鹿児島を研究しようと思ったら、まず白尾國柱の「麑藩名勝考」を読むことをお勧めしたい。白尾國柱の文章は何とも格好良い名文だし、また何より含蓄ある表現力に驚く。これが33歳の若者の書いた文だとは信じられない。 ○「麑藩名勝考」に学んだことは多い。「麑藩名勝考」冒頭は、次のように始まる。       【薩摩國】...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

三国名勝図会

○白尾國柱の他に、鹿児島には伊地知季安と言う優れた史家が居る。ウィキペディアフリー百科事典が案内する伊地知季安は、次の通り。       伊地知季安    伊地知 季安(いじち すえよし、天明2年4月11日(1782年5月22日) - 慶応3年8月3日(1867年8月   31日))は鹿児島藩(薩摩藩)の記録奉行で、『薩藩旧記雑録』の編纂者。通称「安之丞」「小十...

View Article
Browsing all 1914 articles
Browse latest View live